ガマング<ベス・ガマン>
マレーシアに伝わる精霊、または妖怪の一種。このガマングは音の精霊である。このガマングは胸の辺りが胸毛に覆われている姿をしている。このガマングは「パディ(穀物)」の田に棲んでおり、時々、「ハー、ハー、ハー」と叫んでは、近くを通り掛かった人々を驚かす。このガマングの声を聞いてしまった人間には、カーッと身体の内側が熱くなってくるが、逆に肌は冷たくなるという妙な症状が現れる。この不気味な声が人間の脳の神経を冒すのか、それともガマングが吐く息に毒素が含まれているのかは分からないが、このガマングの声を耳にした人間は必ず体調を崩すという事なので、忌み嫌われている精霊の一つである。
出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産
作者ひとこと:
ガマングのデザインは、大きく口を開けて、叫んでいる姿の魔物に描きました。