鈴木化け物(スズキバケモノ)
新潟県新発田市中ノ目新田近くに鈴木永正という長者の住んでいる屋敷があったといわれている。この辺りは福島潟に近く、池の端、中ノ目、天王などの村で、よく火の玉が飛んでいたという。火の玉は地上1mほどの高さを、時には速く時にはゆっくり飛び回った。火の玉にちょっかいを出すとどこまでも付いてくるので、出会ってもかまうものではないという。この火の玉は「鈴木長者が亡くなる前に埋めた膨大な黄金が、その場所を伝えるために現れるのだ」とか、「一族が火事で全滅したのでその魂が飛んでいるのだ」などと伝えられている。この火の玉を「鈴木化け物」「鈴木屋敷の火の玉」と呼んだという。
出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)
作者ひとこと:
鈴木化け物のデザインは、恨めしい顔がある火の玉の姿に描きました。
