自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2026年8月14日金曜日

「茶碗転ばし」


茶碗転ばし(チャワンコロバシ)

岡山県瀬戸内市邑久町に伝わる。明徳小学校の近く、昔竹藪があり、そこの坂に「チャワンコロバシ」が出るという。そこを通ると、茶碗を転ばすような音が聞こえる。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
茶碗転ばしのデザインは、手足の生えた茶碗姿の妖怪に描きました。

2026年8月12日水曜日

「てんこう槌」


てんこう槌(テンコウヅチ)

岡山県久米郡柵原町(現・美咲町)に伝わる。飯岡のハブ池のそばには大きな椋の木があり、昔はその根元から「テンコウヅチ(テンコロヅチ。藁打ちの作業に用いる槌)」という化物が出て、周辺をフラフラしていたという。人々はみな化物を恐れ、夜はこのあたりを通らなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
てんこう槌のデザインは、恐ろしい顔をした横槌姿の妖怪に描きました。

2026年8月10日月曜日

「魔渡り橋」


魔渡り橋(マワタリバシ)

島根県簸川郡佐田町橋波(現・出雲市佐田町)に伝わる。昔の山口街道に通ずる土橋で、どこからか馬が来て渡ると、必ず大水が起きて橋が流された。そのため馬は魔ではないかと考えられ、魔を封じる地蔵堂を建てると馬は出なくなったという。橋の上から手槌が落ちてくるともいわれ、これが魔だとも考えられた。また、夜になると雲のようなものが飛び交うともいわれていた。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
魔渡り橋のデザインは、馬、槌、雲の三つの姿を持った魔物というイメージで描いてみました。

2026年8月7日金曜日

「よころ転がし」


よころ転がし(ヨコロコロガシ)

島根県益田市に伝わる。ある山を通行すると必ず小石が落ちてきて、ヨコロ(藁打ち槌)が転がる音が聞こえるという。よころ転がし 

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
よころ転がしのデザインは、藁打ち槌(横槌)姿の妖怪に描きました。

2026年8月5日水曜日

「タテエボシ」


タテエボシ

新潟県佐渡島の外海府小田に伝わる妖怪、または怪異。海上で突然、目の前に高々と立ちはだかる(数十間も立ち上がる、ともいう)得体の知れないもので、大きな音を立てて船に倒れ込んでくると言われている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
瓶詰妖怪
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
タテエボシのデザインは、高く立ち上がっている大きな真っ黒いものの姿に描きました。

2026年8月3日月曜日

「立て返し」


立て返し(タテカエシ)

徳島県美馬市木屋平の話。「立て返し」とは「ツチノコ」の呼び名である。ツチノコを見たという人は村内でも非常に多いが、不気味な容姿と毒々しい色で大抵の人は悪寒を感じ、反吐が出そうになるので、はっきりとした生態は知られていないという。ただ、普段は土中に棲んでいて、たまに地上に出た時に人目につくとされている。そして地上では鈍重にコロリコロリとのたうち回るが、急坂で一度立ち返る(立ち上がる)と、短い棒が立て返しに転がり落ちる(棒が縦向きに転がる)ように、すごい勢いで転げていくのだという。この様子から「俵返し(ヒョウガエシ)」とも呼び、昔の人は「立て返しがやって来たら、下へ逃げるとすぐ追いつかれるから横に逃げなければいけない」と伝えたという。明治30年代(1897~1906)の頃、川上の茗荷に住む猟師が赤がしら(オオアカゲラのこと)を撃ちに家を出た。やがて猟師は緩やかな地形の鉢窪という所へ来て、石に腰を下ろして赤がしらを呼ぶために口笛を吹いていた。すると背後の斜面の上から「パサン、パサン」と音がして、何かと思って振り返ると、全身が大ウロコに覆われた、一升瓶のような太短い怪物が、とんぼ返しに迫ってきていた。猟師は「あれが噂に聞いた立て返しか?」と気味悪くなり、一目散にもと来た道を下へと逃げていったが、怪物もその道伝いに追ってきて、猟師が立ち止まって振り返ると同じように止まって突っ立ち、様子を見てきた。そうしているうちにやっと逃げ帰ることができたのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
立て返しのデザインは、体が鱗に覆われている、太短い怪物、または怪蛇の姿に描きました。

2026年7月31日金曜日

「のづつ」


のづつ(ノヅツ)

高知県の工石山には、「のづつ」と呼ばれる不思議な蛇がいたという。これは岩穴に棲み付いているという胴が太い蛇で、横に転がるようにして移動するのだという。人間がいると追いかけてくるため、地元の人々はのづつが出ると急いで逃げたという。松谷みよ子・著【現代民話考9 木霊・蛇・木の精霊・戦争と木】に載る。「のづつ」は「ノヅチ」が訛った名前だろうか。

出典:
山の怪異大事典(宝島社)

作者ひとこと:
のづつのデザインは、太い胴をした蛇の姿に描きました。太い胴には毛もびっしりと生えています。

2026年7月29日水曜日

「つと蛇」


つと蛇(ツトヘビ)

いわゆる「ツチノコ」に類する呼称の一種である。「ツトッコ」、「槌蛇(ツチヘビ)」などとも言う。「ツチノコ」というのは槌(横槌)に似た形状を指していると思われるが、「ツトヘビ」の場合は藁苞に似た形状を指しているようである。藁苞というのは藁で造られた包装で、納豆を入れる藁容器のイメージが分かりやすいだろうか。呼称としては、古くは【一宵話(ひとよはなし)】の「異人」の項にも【封はツトヘビ、ソウタの類ならん】との記述がある。エピソードは駿河の話であるが、著者の秦鼎(はた かなえ)は美濃出身で尾張藩に仕え、編者の牧墨僊(まき ぼくせん)も尾張藩士である。東海地方では、ある程度馴染みのある名称だったかもしれない。外見の特徴は(個々には様々だが)ツチノコと似ているが、「竜神である」とか「毒がある」など、今日では、あまり印象にない特徴の記録も多い。新城市に伝わる話では、【長さ1~2尺(約30~60㎝)の太いものを目撃した後、寝込んでしまったので寺の人に見てもらうと、それは「ツトヘビ」というもので、竜神だから祀った方がよいと言われ、盛大にお祀りをした。今でも柿平に2匹居るという】【蛇の頭だけになったものが死なずに尾が生えたものだともいう。山や沢にいて強い毒を持ち、噛まれると命はない】、他にも【東門谷へ行く道で、ある男が藁を打つ槌ぐらいの大きさで、丈60㎝ほどのツト蛇(ツトヘビ)を見たという。(愛知県新城市)】や【大倉には太さ5寸・長さ1尺程の大きさのツト蛇(ツトヘビ)がいる。これはゴロンゴロンと転がっていく。昼に見た人は白かったと言い、夜に見た人は青かったという。田代と大ヶ蔵連の境にもいるという。(愛知県豊田市小原町)】や【ツチノコ(ツトヘビ)を見たという人がいる。(愛知県豊田市)】や【つと蛇(ツトヘビ)は太くて短いので、はって進めず横に転がって進む。それを見た者は悪寒に襲われたり、発熱したりした。(愛知県豊田市小原町)】や【薪を切っていたら、上のほうから大きな木が落ちてくる。よく見るとそれは大きなつと蛇(ツトヘビ)だった。(愛知県北設楽郡)】などの話がある。奥三河を中心に、愛知県の各地でこの呼称の記録が残る。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
つと蛇のデザインは、藁苞の様な体の怪蛇の姿に描きました。

2026年7月27日月曜日

「火走り」


火走り(ヒバシリ)

新潟県南蒲原郡本成寺村(三条市)、大面村(三条市)でいう怪火。汽車の通る時間でもないのに、真夜中の線路を一直線に音もなく走る火(または火の玉)が現れることがあるという。鼬などの悪戯だといわれる。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
火走りのイラストは、疾走する大きな怪火というイメージで描きました。

2026年7月24日金曜日

「荒火」


荒火(アレビ)


石川県鳳至郡能都町高倉地区(現・鳳珠郡能登町)に伝わる怪火の一種。昔、海上に青い火が焚かれているように見える時があった。これを「荒火」と呼び、雨が降った晩とか小雨が降る晩に出てくる。その高さは三、四尺(約0.9m~1.2m)ほどで、同じ船に乗っていた三人が同時に見たが、害を加えてくることはなかったという。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
荒火のイラストは、燃えている怪火の姿に描きました。

2026年7月22日水曜日

「オカンス転がし」


オカンス転がし(オカンスコロガシ)

徳島県美馬市脇町の曽江(曽江名)の話。曽江のある家の奥に伏見(北庄伏見)へ行くための里道があり、そこに一本の榎の大木が生えていた。夏の夜更け、この石だらけの道を「グワラングワラン」と何かを引っ張って走るような賑やかな音が聞こえてくる。近くに住む人々は家の裏で騒がしくされるので寝ることができず、外に出て辺りを眺めても戸を開けた途端に音が止まってしまうという。これは榎の大木に棲み着いている古狸が夜遊びをしているのだろうと考え、鑵子を引きずって走るような音が聞こえるから「オカンス転がし」と言い伝えた。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
オカンス転がしのイラストは、鑵子に化けた狸というイメージで描きました。

2026年7月20日月曜日

「横槌蛇」


横槌蛇(ヨコヅツヘンビ、ヨコヅチヘビ)

新潟県南蒲原郡などに伝わる。この横槌蛇は、頭から尾までが同じ太さ(頭から胴まで同じ太さである、とも言われている)の蛇で、ピョンピョンと跳ねるという。新潟県三条市では【昔、常新道の堤防に横槌蛇がいて、頭も尾も同じ太さで、ビョンビョンと跳ね動いていたという】とある。新潟県南蒲原郡では【堤防の上に横槌蛇というものがいた。頭も尾も同じ太さで、ぴょんぴょんとはねて動く】とある。

出典:
瓶詰妖怪
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
横槌蛇のデザインは、頭から尾までが同じ太さの怪蛇の姿に描きました。

2026年7月17日金曜日

「かんすころばし」


かんすころばし(カンスコロバシ)

高知県高知市五台山の話。鑵子(かんす・茶釜)に手足がついた化け物で、これが音を立てながら坂を転がってくるという。子供が泣いていたら「かんすころばしが来る」と脅かされたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
かんすころばしのデザインは、鋭くて長い爪を生やした手足を持った鑵子の姿の妖怪に描きました。

2026年7月15日水曜日

「槌子坂」


槌子坂(ツチノコザカ)

石川県金沢市に伝わる。【北国奇談巡杖記】巻之一に記されている。金沢城下の小姓町(現・少将町)に、槌子坂という坂道がある。草が茂り、湧き水が流れ、昼間でも気味悪い所で、小雨の降る夜半などは、人が通るとコロコロと転がってくるものがある。それは搗臼くらいの大きさの横槌であった。真っ黒な姿をしており、彼方此方と転がり回って、消えようとする瞬間に「呵々」と二声ばかり笑って雷鳴のような音を響かせながら光って消えてしまうという。これを見た者は昔から何人もいて、毒気に当たって2、3日は寝込んでしまうという。このため、その地を槌子坂と呼ぶようになり、夜には道を行き交う人も絶えたという。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
槌子坂のデザインは、真っ黒な横槌姿の妖怪に描きました。

2026年7月13日月曜日

「かわっぱ」


かわっぱ(カワッパ)

群馬県邑楽郡千代田村(現・千代田町)などに伝わる。盆月に水浴びに行くと「かわっぱ」に捕られて腹の中のもの(内臓)を喰われてしまうといわれていた。神奈川県相模原市緑区では、【河童(カワッパ)に川へ引き込まれた話はたくさんある】という。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
かわっぱのデザインは、口の中に鋭い牙を生やした河童の様な姿に描きました。

2026年7月10日金曜日

「土用坊主」


土用坊主(ドヨウボウズ)

神奈川県津久井郡青根村(現・相模原市緑区)でいう民間神。土用(立春・立夏・立秋・立冬の直前にやってくる期間)になると庭に現れるというもの。土用の間に土を動かすのは土用坊主の頭を引っ搔くことになるので、土いじりや草むしりは忌むという。これは民間信仰でいう「土公神(ドクジン、ドクシン、ドコウシン)」のことのようである。春は竈、夏は門、秋は井戸、冬は庭と、土公神は季節によって移動するものと考えられ、土公神のいる場所の土を動かすと、祟りがあるといわれた。もともとは陰陽道などでいわれたものらしい。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
日本妖怪大事典(角川書店)
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
土用坊主のデザインは、頭の所々から草が生えている、真っ黒い影の様な姿に描きました。

2026年7月8日水曜日

「槌蛇」


槌蛇(ツチヘビ)

岐阜県益田郡下原村福来(現・下呂市金山町福来)に伝わる。国鉄高山本線の益田川第一鉄橋の福来側の岸辺りは断崖が険しく、人道もここで途絶えている。この手前に杉林があり、ここに「槌蛇」が出たという。槌蛇は「ノズチ(野槌)」のことで、頭も尾もない槌のような形の蛇であり、山の高みからコロコロと転がり落ちてきて人を襲うのだという。しかし実際にこの蛇を見たという人はなく、2匹の蛇がもつれ合っている姿を見たのだろうともいわれている。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
槌蛇のデザインは、寸胴で短い怪蛇の姿に描きました。

2026年7月6日月曜日

「太郎山のヒトツビ」


太郎山のヒトツビ(タロウヤマノヒトツビ)

長野県小県郡真田町(現・上田市真田町)に伝わる。太郎山の中腹には、雨降りや天気の変わり目の夜などには必ずヒノタマが出たという。これを「太郎山のヒトツビ」と呼んだ。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
太郎山のヒトツビのデザインは、浮遊する火の玉の姿に描きました。

2026年7月3日金曜日

「シンキョーボーズ」


シンキョーボーズ

長野県小県郡武石村に伝わる。現在は団地がある所に、シンキョーヅカという塚があった。この塚の付近にヒノタマが出たが、村人はこれを「シンキョーボーズ」が出たといっていたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
シンキョーボーズのデザインは、火の玉の姿に描きました。

2026年7月1日水曜日

「おちょまの火」


おちょまの火(オチョマノヒ)

岐阜県羽島市竹鼻町の話。竹鼻の東小畑の池の辺りに、夜更けになると「おちょまの火」というものが出る。昔、この地におちょまという女がいて、この池の辺りで殺されてしまった。それ以来、雨の降る夜は必ず火の玉となって池の上に浮かぶのだという。ある時、竹鼻に住むお光という気丈な女が、この火の玉の正体を見極めてやろうと思い立ち、雨の夜に待ち構えていた。するとやはり火の玉が現れ、堤防の木々の間を南に行ったり北に戻ったりを繰り返した。お光が思わず「此方へ来い、此方へ来い」と声をかけて招くと、火の玉は次第に接近してきて、もう2、3間(約4~5m)というところで方向を変え、彼方へと飛び去り消えてしまったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
おちょまの火のデザインは、火の玉の姿に描きました。

2026年6月29日月曜日

「あはずの火」


あはずの火(アワズノヒ)

岐阜県稲葉郡三里村と市橋村(現・岐阜市)との境、南大門社前(現在の岐阜県美術館や岐阜県図書館のある辺りか?)道路に「あはずの火」という怪火が出たという。昔、神官が人に殺されたので、その亡魂であると地元の人は称しているという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
あはずの火のデザインは、妖しく燃え盛る怪火の姿に描きました。

2026年6月26日金曜日

「立繰返」


立繰返(タテクリカエシ)

高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口(現・幡多郡黒潮町下田の口)に伝わる。【高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口の俗信】によると、大きな手杵のようなものが転倒しながら驀進してくるものだという。これは猪のように方向転換ができないので、もう少しでぶつかるという時に脇に避ければよいのだという。【タテクリカエシ】によると、手杵のような形のものが、向こうからスットンスットンともんどり打ちながらやって来るのだという(スットンスットンと音を立てて現れる、とも言われている)。人間を出会い頭にひっくり返してくるが、猪のようにすぐに方向転換ができない性質なので、こちらがそれと気付いて寸前で身をかわせばよいのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
立繰返のデザインは、目玉がある手杵の姿の妖怪に描きました。

2026年6月24日水曜日

「テギヌガエシ」


テギヌガエシ

愛媛県南宇和郡愛南町の山出地区の話。雪が降ると一本足の「テギヌガエシ」が出るとされ、子供が雪の時に外へ出ると叱られた。センミツというトッポイ人(とぼけた人という意味か)によると、大雪の時に「ポンポン」という音がしたので、見るとテギヌガエシが椿の木の股にテギヌ(手杵のことか)のような頭を入れてしまい、動けなくなっていた。木を伐って助けてあげたら、お礼のつもりか手杵のような頭の太いほうを振り振りしながら歩いていったのだという。高知県の「手杵返し(テギノガエシ)」や徳島県の「手杵(テギネ)」と同類と思われる。ただし原文の末尾には「この部分はトッポ話」と書かれており、センミツが語った話については笑い話や馬鹿話の一種とみるべきだろう。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
テギヌガエシのデザインは、黒い体の手杵の様な姿の妖怪に描きました。一方の先がそのまま、馬の様な蹄のついた一本足になっています。

2026年6月22日月曜日

「手杵の棒」


手杵の棒(テギノボー)<手杵棒(テギノボー)

高知県幡多郡十川村広瀬に伝わる。手杵の棒は、杵のような姿をしていて、夜の川原で錫杖の音をさせながら蜻蛉返りをして歩いてくるのだという。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
瓶詰妖怪
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
手杵の棒のデザインは、錫杖の輪がついた手杵の様な姿の妖怪に描きました。

2026年6月19日金曜日

「手杵返し」


手杵返し(テギノガエシ)

高知県幡多郡橋上村(現・宿毛市橋上町)や十川村(現・高岡郡四万十町十川)に伝わる。橋上村の楠山では足跡が一つしかないという妖怪とされ、雪の山道などに一本足の足跡を残していくのだという。地元の人は雪の山路に足跡が一つ一つ残っているのを見て怖がるのだという。十川村広瀬では「手杵棒(テギノボー)」と呼び、杵のような形をしていて、夜の川原で錫杖の音をさせながら蜻蛉返りをして歩いてくるのだという。【山の怪異伝承】には幡多郡大奈路村(現・高岡郡四万十町大正大奈路)の話が記されている。大奈路村の徳之助という人が松原の親戚の家に行ったところ、ちょうどその家で子供が生まれたので、産火(出産にまつわる忌み)が一緒になるから泊まっていけと誘われた。しかし徳之助は肝の据わった男だったので、そのまま夜の9時頃に帰路についた。すると途中で後ろからバサバサと音がして、見ると大きな青い目玉が四つほど光っていた。これは山犬が守って送ってくれていると考えた徳之助は「おらを送ってくれるか」と言ってまた歩き始めると、今度は大きな地響きを立てて「手ぎの返し」の化け物が来た。手ぎの返しは頭も足も同じ形の手杵に似た山の魔物で、手杵を立て返すようにぐるぐると回りながら通り、その足跡は一つであると言われていた。徳之助は山犬のお陰で魔物の難を逃れたので、家に帰ってから小豆飯を炊いて団子にして、門口に供えた。すると小豆飯は1時間ほどでなくなっていたのだという。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
瓶詰妖怪
日本妖怪大事典(角川書店)
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
手杵返しのデザインは、手杵の様な姿で、その体が長い毛に覆われた、一つ目の魔物に描きました。

2026年6月17日水曜日

「よこづち」


よこづち(ヨコヅチ)

徳島県三好市の国見山の話。昔、国見山には「よこづち」というものがいた。よこづちは丸いころころしたもので(まんまるっこい、ころころした蛇の姿をしていた、とも言われている)、人が負い縄(背負子のこと)を背負って仕事をしていると「おんぼしてくれ(背負ってくれ)、おんぼしてくれ」と言いながら足のほうにころころと転がってくる。そういう時は「負い縄の一方が短いから負えない。直してきたら負ってやろう」と言って逃げるのだという。こういうことがあるので、必ず負い縄の片方は五寸(15㎝)ばかり短くしておくのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)
山の怪異大事典(宝島社)

作者ひとこと:
よこづちのデザインは、まんまるっこい、コロコロした蛇の姿に描きました。イラストのよこづちは「おんぼしてくれ、おんぼしてくれ」と騒いでいるイメージです。

2026年6月15日月曜日

「横槌蛇」


横槌蛇(ヨコヅチヘビ)

愛媛県伊予三島市の豊坂(現・四国中央市富郷町豊坂)に伝わる。豊坂の岩原瀬に、かつて「明剣さま」という神社があり、ここのお使いは藁を打つのに使う横槌のような姿の蛇だった。この蛇は人の姿を見ると、必ず上から下に向かって転げてくるのだが、これを見た人も決まって転んでしまう。転んでもすぐに跳ね起きて平気な顔で歩けば、幸せが訪れて金持ちになるが、ぐずぐずしているとだめになって貧乏になるのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
横槌蛇のデザインは、横槌の様な体の蛇の姿に描きました。

2026年6月12日金曜日

「白鳥徳利」


白鳥徳利(ハクチョウトックリ)

道に白鳥徳利(首のながく造ってある白い徳利、お酒の容器として使われていた)が転がっているので拾おうとすると、コロッと転がって行き、追いかけて手を差し出しても、いつまでも転がっていってしまい、拾い上げることができないという。東京都大田区などにみられ、狐が化かしているなどといわれる。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
白鳥徳利のデザインは、狐の尾が生えている白鳥徳利の姿に描きました。

2026年6月10日水曜日

「打綿狸」


打綿狸(ウチワタダノキ)

香川県仲多度郡多度津町の話。道にザワタが落ちていることがあり、これを拾おうとすると動き出し、最後は空へ上がっていってしまう。これは「打綿狸」なのだという。これが出た堀町には昔、綿打屋が二軒あったのだという(綿打屋が二軒あったという付近に打綿狸が出る、とも言われている)。また「月の七日と日の七ツ、外へ出ぬもの出さぬもの」といい、午後四時頃は「小豆洗い」や「打綿狸」が出たり悪い神さんに取って行かれたりするとされた。打綿とは精製前の綿を叩いてほぐしたのもの、または古い綿を叩いて柔らかく開いたもの。ザワタもこれを指すものと思われる。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸 妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
打綿狸のデザインは、手足と狸の尾がある綿の姿の妖怪に描きました。

2026年6月8日月曜日

「ワタコロガシ」


ワタコロガシ

香川県三豊市詫間町に伝わる。夜、綿みたいなものがコロコロと転がってくる。これを「ワタコロガシ」という。これが出たときは、石の地蔵を作ったという。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
神様コレクション

作者ひとこと:
ワタコロガシのデザインは、大きな目と小さな手足がある綿の姿の妖怪に描きました。

2026年6月5日金曜日

「トックリコロガリ」


トックリコロガリ<徳利転がり、徳利廻し、徳利回し>

香川県仲多度郡多度津町の話。「徳利廻し(トックリマワシ)」ともいい、二升徳利を回すような音を立てて転がってくる化け物なのだという。実際に徳利が転がるわけではなく、音だけの怪異のようである、とも言われている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
トックリコロガリのデザインは、顔がある二升徳利の姿の妖怪に描きました。

2026年6月3日水曜日

「シロウズマ」


シロウズマ

香川県綾歌郡綾川町牛川に伝わる。ウッチャゲという松バエに出る。このシロウズマは、白い石の様な姿をしており、畑の隅に積んである藁などをのけると出てくる。棒などで叩こうとすると先へ先へと転がっていき、気が付くと遠い山の中に来てしまっていたという。

出典:
瓶詰妖怪
怪異・妖怪伝承データベース
和漢百魅缶
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
シロウズマのデザインは、周りに藁が付いている、白くて丸い石の姿の妖怪に描きました。

2026年6月1日月曜日

「槌の子狸」


槌の子狸(ツチノコタヌキ)

徳島県美馬郡郡里村(現・美馬市美馬町)に伝わる。郡里村のある塚穴に「槌の子狸」というものが棲んでいた。この狸は夜になると槌の姿になって往来を転がり歩き、通行人の足に纏わりついて「助けてくれ、助けてくれ」と言って離れないのだという。これに困らされた人は多かったが、この他にだいそれた悪戯はしなかったのだという。[阿波の狸の話]によると、足に纏わりついた時に油断していると、足を取られて路上に投げ倒されるのだという。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
槌の子狸のデザインは、槌の姿の妖怪に描きました。槌の持ち手部分を狸の尻尾にしてみました。

2026年5月29日金曜日

「トックリマワシ」


トックリマワシ

香川県に伝わる。香川県坂出市では、【トックリマワシは、夜にコロコロと足の方へトックリをまわしかけてくる】と言われている。香川県綾歌郡綾川町では、【人里離れたさびしいところでトックリマワシが出るという。土の徳利が転がってきて、けとばそうとすると横に逃げ、足を上げようとすると前に転がっていく】と言われている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
トックリマワシのデザインは、細い手足がある徳利姿の妖怪に描きました。

2026年5月27日水曜日

「徳利狸」


徳利狸(トックリタヌキ)

香川県に伝わる。酒徳利に化けて道路の真ん中にたっているのを、「徳利狸」という。拾おうとすると、ころりと転がってどうしても拾えない。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
徳利狸のデザインは、表面に狸の顔があり、狸の耳と尾も生えている徳利の姿の妖怪に描きました。

2026年5月25日月曜日

「徳利ころがし」


徳利ころがし(トックリコロガシ)

徳島県美馬郡岩倉村(現・美馬市脇町岩倉)に伝わる。岩倉村の田上には「徳利ころがし」という狸がいて、坂道などを転がり落ちていって、人に本当の徳利が転がっていると思わせる。欲深い人がこの徳利を拾おうと追いかけると、谷へ落とされたり溝にはめられたりするのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
徳利ころがしのデザインは、目と二本足がある徳利姿の妖怪に描きました。

2026年5月22日金曜日

「白徳利」


白徳利(シロトックリ)

徳島県板野郡撫養町小桑島(現・鳴門市撫養町小桑島)に伝わる。小桑島の日向谷に「白徳利」という狸がいる。これは白徳利の姿に化けて地上を転がるもので、人がそれを押さえようとしても、ころころと転がって捕まえることができないのだという。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
白徳利のデザインは、狸の尻尾が生えている白い徳利の姿の妖怪に描きました。

2026年5月20日水曜日

「ぎん槌」


ぎん槌(ギンツチ)

徳島県三好郡加茂村(現・三好郡東みよし町加茂)に伝わる。加茂村の北村から吉野川へ出る道の付近に、「ぎん槌」という狸がいる。ぎん槌とは砧の一種である太く短い槌で、この狸はそのぎん槌の姿に化けて道路を転がるのだという。また、時には川に流れているように見せかけ、拾いに来る者を深みへ誘って溺れさせるのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
ぎん槌のデザインは、太くて短い槌の姿の妖怪に描きました。槌の持ち手部分を狸の尻尾にしてみました。

2026年5月18日月曜日

「ヨル」


ヨル

高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口(現・幡多郡黒潮町下田の口)に伝わる。「高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口の俗信」によると、ヨルという怪は昼間に空間を飛行する影の塊のようなもので、ヒルは夜間に飛行する火ではない明かりの塊である。どちらも人に危害を与えることはないのだという。[ヒルとヨル]においても、ヒルは夜間の暗い中を仄かに明るくなって飛び、ヨルは昼間の明るみの中を黒雲のように陰って飛ぶのだと記されている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
ヨルのデザインは、飛行する影の様に黒い体の怪異の姿に描きました。

2026年5月15日金曜日

「ヒル」


ヒル

高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口(現・幡多郡黒潮町下田の口)に伝わる。「高知県幡多郡田ノ口村下田ノ口の俗信」によると、ヨルという怪は昼間に空間を飛行する影の塊のようなもので、ヒルは夜間に飛行する火ではない明かりの塊である。どちらも人に危害を与えることはないのだという。[ヒルとヨル]においても、ヒルは夜間の暗い中を仄かに明るくなって飛び、ヨルは昼間の明るみの中を黒雲のように陰って飛ぶのだと記されている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
ヒルのデザインは、飛行する白い体の怪異の姿に描きました。イラストのヒルの体は、仄かに発光しているというイメージもあります。

2026年5月13日水曜日

「ニ」



中国(広西チワン族自治区、四川省、貴州省、雲南省)、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイに居住している少数民族であるイ族(彝族)に伝わる。このニは、精霊、幽霊のことである。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ニのデザインは、黒色の球状の姿をした精霊に描きました。

2026年5月11日月曜日

「ハントゥ・ガハル」


ハントゥ・ガハル


作者ひとこと:
ハントゥ・ガハルのデザインは、頭から木の葉を生やした精霊の姿に描きました。

2026年5月8日金曜日

「ハントゥ・ガルー」


ハントゥ・ガルー


作者ひとこと:
ハントゥ・ガルーのデザインは、頭から木の葉が生えている精霊の姿に描きました。

2026年5月6日水曜日

「ワァウー」


ワァウー

群馬県利根郡水上町に伝わる妖怪で、その鳴き声から「ワウー」または「ワァウー」と呼ばれている。夜になると、この妖怪がやたらに山小屋を揺するといわれていた。ある日、村の鉄砲撃ちが武尊山麓の刈俣へ泊まりがけの狩りに出かけた。狩人は小さな山小屋に泊まっていたが、そこへ「ワァウー」と鳴く恐ろしい化物が飛んできて、小屋を揺さぶりはじめた。狩人はその晩一睡もできず、明くる日すぐさま村へ帰ると「ワァウーのおばけが出た」とふれまわった。村の人々は化物を恐れたが、数日後には曲げ物作りをする村の衆が材木調達のためにまた山へ入っていった。彼らも先の狩人と同じように山小屋に泊まった。するとやはり「ワァウー、ワァウー」という声が近づいてきた。やがてそれは体がしびれるほどの大声となった。この大声のあまりの恐ろしさに、村の衆はそのまま三、四日も小屋の中にいた。ある晩、化物はまた「ワァウー、ワァウー」と鳴きながら、潰れてしまいそうなほどに小屋を揺すった。村の衆は「遠くのくわばら、遠くのくわばら」と唱えながら、震えて夜明けを待っていた。翌日とうとう村へ逃げ帰り、この出来事を他の村人たちに話した。それ以来、化物が出たあたりを「ワァウー沢(ワウー沢)」と呼ぶようになったという。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
ワァウーのデザインは、大きな口だけがある頭を持った、大きな熊の様な姿の怪物に描きました。

2026年5月4日月曜日

「吉羅」


吉羅(ジイラ)


中国四川省涼山のイ族(彝族)の人々が信仰している自然の精霊の一種。涼山のイ族の人々にとっては、自然界にある石や棒など様々な物体に精霊が宿っているものだが、この様な精霊が各家庭の中にある祖先の遺品や家畜などに宿ると、吉羅と言われる特別な精霊になる。吉羅は幸運を呼び、その家と、その家の人々を守護するようになる。したがってそれぞれの家で吉羅の宿っているものは違う。ある家では先祖伝来の古びた鋤が吉羅であり、別の家では1頭の馬が吉羅とされている。宿るものが違うなどして、吉羅はそれぞれ持っている霊力も異なっている。ある家の吉羅は争い事を避けるのに役立ち、別の家の吉羅は農作物の生産を促進する霊力を持っている。吉羅はあくまでも、その家の人々を守護する精霊なので、ある家にとっては良い吉羅でも、別の家の人々にとって、その吉羅は恐るべき怪物であったりする可能性がある。その為、イ族の人々はみな自分の家の吉羅を崇拝し、必要な時には祈りを捧げるという。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
吉羅のデザインは、細長い体を持った精霊の姿に描きました。

2026年5月1日金曜日

「屋豆尼」


屋豆尼(ウートウニー)

中国(雲南省、四川省)、ミャンマー、タイ、インドに居住している少数民族であるリス族(傈僳族)が信奉している、「尼(ニ)」と呼ばれる自然界の精霊の一種。この屋豆尼は、人を祟ったり、酒に酔わせたりする尼である。

出典:
ピクシブ百科事典(「中国妖怪」のページ)

作者ひとこと:
屋豆尼のデザインは、人型の精霊の姿に描きました。

2026年4月29日水曜日

「擺貨尼」


擺貨尼(パイフオニー)

中国(雲南省、四川省)、ミャンマー、タイ、インドに居住している少数民族であるリス族(傈僳族)が信奉している、「尼(ニ)」と呼ばれる自然界の精霊の一種。この擺貨尼は、8歳以下の子供や妊婦を病気にする尼である。

出典:
ピクシブ百科事典(「中国妖怪」のページ)

作者ひとこと:
擺貨尼のデザインは、逆立った髪の毛を生やした、丸い体の精霊に描きました。イラストの擺貨尼は、普通の人間の目にはその姿は見えず、空気をフワフワ漂っている精霊というイメージです。

2026年4月27日月曜日

「ニ」



中国の雲南省に居住している少数民族であるピヨ族(碧約族)・ハニ族(哈尼族)は地域的偏差に富むが、方言からは3地域に大別できる。すなわち、紅河ハニ族イ族自治州に分布する〈ハニ〉系、墨江を中心とする思茅地区の〈ピヨ(碧約)〉系、〈ホニ(豪尼)〉系、シーサンパンナ(西双版納)地区の〈アイニー(僾尼)〉系である)に伝わる。このニは、精霊、幽霊のことである。

出典:
幻想動物の事典
コトバンク

作者ひとこと:
ニのデザインは、目には見えないが集団で空気中や様々な所を漂っていたり、浮遊していたりする、小さな精霊というイメージで描きました。

2026年4月24日金曜日

「ニ」



中国(雲南省)、ミャンマー、ベトナム、ラオスに居住している少数民族であるハニ族(哈尼族)に伝わる。このニは、精霊、幽霊のことである。

出:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ニのデザインは、植物の葉の様な触手を生やしている精霊の姿に描きました。

2026年4月22日水曜日

「米司尼」


米司尼(ミスニ)


中国(雲南省、四川省)、ミャンマー、タイ、インドに居住している少数民族であるリス族(傈僳族)が信奉している、「尼(ニ)」と呼ばれる自然界の精霊の一種。米司尼は、山の精霊、または山鬼である。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
米司尼のデザインは、一つ目を持った、毛むくじゃらの姿の精霊に描きました。