自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2026年8月31日月曜日

「ヒバカリ」


ヒバカリ

愛知県南設楽郡長篠村(現・新城市)に伝わる妖怪、または怪蛇。このヒバカリは、赤い色をした小さい蛇で、このヒバカリに朝咬まれると晩に死に、晩咬まれると朝死ぬといわれている。実在の蛇である「ヒバカリ」は無毒であるが、上記のように考えられていたことから、そう名付けられたという。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
ヒバカリのイラストは、小さい蛇の姿をした妖怪に描きました。

2026年8月28日金曜日

「フワイの玉」


フワイの玉(フワイノタマ)

岐阜県高山市天性寺町に伝わる。【夜に風が激しく吹き荒れた秋の朝、高山法華寺の住職が掃除中に「フワイの玉」を拾った。それは、狐色をした柔らかな毛の塊で、大きさは白粉刷毛くらいであった。そして中に小指の先ほどの肉塊があるようだった。住職が言うには、これは狐が年をとると尾の先にできるもので、おそらく昨夜の強風で吹き落とされたものであろうとのことであった】

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
フワイの玉のデザインは、フワフワの毛が生えた玉の様な姿に描きました。

2026年8月26日水曜日

「ホウシの玉」


ホウシの玉(ホウシノタマ)

長野県飯田市に伝わる。【父が不在の家で家族が集まっていると、隣室の床の間の隅から急に真っ白いフワフワしたこぶし大の玉が現れて、転がりながら座敷を横切って庭へ落ちた。その同じ時間に父は危うく石の下敷きになりそうな目に遭っていた。そのような玉を昔から「ホウシの玉」という】

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
ホウシの玉のデザインは、白い玉の姿に描きました。

2026年8月24日月曜日

「土瓶転ばし」


土瓶転ばし(ドビンコロガシ)

広島県賀茂郡八本松町原(現・東広島市八本松町原)に伝わる。下見村と原村の境に竹や雑木が繁る藪があり、夜遅くにそこを通ると「ガチャ、ガチャ」と音を立てて土瓶が転がるという。子供たちは藪には「土瓶転ばし」がいると気味悪がり、夕方になると通るのを恐れた。これは瀬戸物の捨て場に巣を作った鼬が、人の足音に驚いて逃げる時の音ではないかといわれている。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
土瓶転ばしのデザインは、土瓶を持って、投げて、転がそうとしている、鼬の妖怪の姿に描きました。

2026年8月21日金曜日

「てんころ転ばし」


てんころ転ばし(テンコロコロバシ)

岡山県邑久町長浜村(現・瀬戸内市)に伝わる。柄が垂直についた藁打ちの木槌状のものが転がる怪異の一種。中村の藪下を夜分に通るとテンコロ(藁打ち槌)が坂をコロコロ転がってくる(転がっていくのが見える、とも言われている)といい、「テンコロコロバシ」と呼ばれていた。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
てんころ転ばしのデザインは藁打ち槌の姿をした妖怪に描きました。

2026年8月19日水曜日

「チャワンコロバシ」


チャワンコロバシ

[2026年8月14日] (同一?)

岡山県邑久郡長浜村に伝わる。国塩大師堂の坂や片山坂などに出たといい、この茶碗に伏せられたら、夜が明けるまで外に出られないのだという。

出典:
瓶詰妖怪

作者ひとこと:
チャワンコロバシのイラストは、人間が中にすっぽり入ってしまうほど巨大な茶碗というイメージで描いてみました。

2026年8月17日月曜日

「テンコロショウジ」


テンコロショウジ

岡山県邑久郡牛窓町西町(現・瀬戸内市)には「テンコロショウジ」という場所があり、テンコロ(藁打ち槌)などが転がってくるといわれた。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
テンコロショウジのデザインは、藁打ち槌の姿の妖怪に描きました。

2026年8月14日金曜日

「茶碗転ばし」


茶碗転ばし(チャワンコロバシ)

岡山県瀬戸内市邑久町に伝わる。明徳小学校の近く、昔竹藪があり、そこの坂に「チャワンコロバシ」が出るという。そこを通ると、茶碗を転ばすような音が聞こえる。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
茶碗転ばしのデザインは、手足の生えた茶碗姿の妖怪に描きました。

2026年8月12日水曜日

「てんこう槌」


てんこう槌(テンコウヅチ)

岡山県久米郡柵原町(現・美咲町)に伝わる。飯岡のハブ池のそばには大きな椋の木があり、昔はその根元から「テンコウヅチ(テンコロヅチ。藁打ちの作業に用いる槌)」という化物が出て、周辺をフラフラしていたという。人々はみな化物を恐れ、夜はこのあたりを通らなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
てんこう槌のデザインは、恐ろしい顔をした横槌姿の妖怪に描きました。

2026年8月10日月曜日

「魔渡り橋」


魔渡り橋(マワタリバシ)

島根県簸川郡佐田町橋波(現・出雲市佐田町)に伝わる。昔の山口街道に通ずる土橋で、どこからか馬が来て渡ると、必ず大水が起きて橋が流された。そのため馬は魔ではないかと考えられ、魔を封じる地蔵堂を建てると馬は出なくなったという。橋の上から手槌が落ちてくるともいわれ、これが魔だとも考えられた。また、夜になると雲のようなものが飛び交うともいわれていた。

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
魔渡り橋のデザインは、馬、槌、雲の三つの姿を持った魔物というイメージで描いてみました。

2026年8月7日金曜日

「よころ転がし」


よころ転がし(ヨコロコロガシ)

島根県益田市に伝わる。ある山を通行すると必ず小石が落ちてきて、ヨコロ(藁打ち槌)が転がる音が聞こえるという。よころ転がし 

出典:
日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院)

作者ひとこと:
よころ転がしのデザインは、藁打ち槌(横槌)姿の妖怪に描きました。

2026年8月5日水曜日

「タテエボシ」


タテエボシ

新潟県佐渡島の外海府小田に伝わる妖怪、または怪異。海上で突然、目の前に高々と立ちはだかる(数十間も立ち上がる、ともいう)得体の知れないもので、大きな音を立てて船に倒れ込んでくると言われている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
瓶詰妖怪
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
タテエボシのデザインは、高く立ち上がっている大きな真っ黒いものの姿に描きました。

2026年8月3日月曜日

「立て返し」


立て返し(タテカエシ)

徳島県美馬市木屋平の話。「立て返し」とは「ツチノコ」の呼び名である。ツチノコを見たという人は村内でも非常に多いが、不気味な容姿と毒々しい色で大抵の人は悪寒を感じ、反吐が出そうになるので、はっきりとした生態は知られていないという。ただ、普段は土中に棲んでいて、たまに地上に出た時に人目につくとされている。そして地上では鈍重にコロリコロリとのたうち回るが、急坂で一度立ち返る(立ち上がる)と、短い棒が立て返しに転がり落ちる(棒が縦向きに転がる)ように、すごい勢いで転げていくのだという。この様子から「俵返し(ヒョウガエシ)」とも呼び、昔の人は「立て返しがやって来たら、下へ逃げるとすぐ追いつかれるから横に逃げなければいけない」と伝えたという。明治30年代(1897~1906)の頃、川上の茗荷に住む猟師が赤がしら(オオアカゲラのこと)を撃ちに家を出た。やがて猟師は緩やかな地形の鉢窪という所へ来て、石に腰を下ろして赤がしらを呼ぶために口笛を吹いていた。すると背後の斜面の上から「パサン、パサン」と音がして、何かと思って振り返ると、全身が大ウロコに覆われた、一升瓶のような太短い怪物が、とんぼ返しに迫ってきていた。猟師は「あれが噂に聞いた立て返しか?」と気味悪くなり、一目散にもと来た道を下へと逃げていったが、怪物もその道伝いに追ってきて、猟師が立ち止まって振り返ると同じように止まって突っ立ち、様子を見てきた。そうしているうちにやっと逃げ帰ることができたのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
立て返しのデザインは、体が鱗に覆われている、太短い怪物、または怪蛇の姿に描きました。