自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2026年7月1日水曜日

「おちょまの火」


おちょまの火(オチョマノヒ)

岐阜県羽島市竹鼻町の話。竹鼻の東小畑の池の辺りに、夜更けになると「おちょまの火」というものが出る。昔、この地におちょまという女がいて、この池の辺りで殺されてしまった。それ以来、雨の降る夜は必ず火の玉となって池の上に浮かぶのだという。ある時、竹鼻に住むお光という気丈な女が、この火の玉の正体を見極めてやろうと思い立ち、雨の夜に待ち構えていた。するとやはり火の玉が現れ、堤防の木々の間を南に行ったり北に戻ったりを繰り返した。お光が思わず「此方へ来い、此方へ来い」と声をかけて招くと、火の玉は次第に接近してきて、もう2、3間(約4~5m)というところで方向を変え、彼方へと飛び去り消えてしまったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
おちょまの火のデザインは、火の玉の姿に描きました。