冬休みに入ります。「絵の紹介と解説」の更新は、2週間後の2025年1月6日(月)から再開します。
ページ
▼
2024年12月23日月曜日
2024年12月20日金曜日
2024年12月18日水曜日
2024年12月16日月曜日
2024年12月13日金曜日
2024年12月11日水曜日
2024年12月9日月曜日
2024年12月6日金曜日
「赤手こ」
赤手こ(アカテコ)
青森県の八戸に出たという妖怪。ある小学校前の古い皀莢樹(さいかち)には「アカテコ」といって、赤い小児の手のようなものが下がっていたという。樹の根元にはかつて若宮神社という小さな祠があり、ここに立つ十七、八の振袖姿の娘を見ると熱病に罹るといわれた。娘とアカテコとの関連は不明。(佐々木喜善「遠野のザシキワラシとオシラサマ」) 佐藤清明「現行全国妖怪辞典」では「アガテコ」の表記で「赤足に對するもの」と説明があるが、その赤足とは香川県の妖怪である。伝承上の関連ではなく、単に外見が手・足で対になるというだけの記述か。
出典:
日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院)
作者ひとこと:
赤手このデザインは、逆さまになってサイカチの樹からぶら下がっているというイメージで、小児の手の様な姿の妖怪を描きました。
2024年12月4日水曜日
2024年12月2日月曜日
「泣息屋敷」
泣息屋敷(ナキヤミヤシキ)
宮城県亘理郡亘理町逢隈にあったという屋敷の名。長健寺という寺の門前で、夜になると「おぶさったい」と泣き声がした。ある磊落な主人がおぶって家に連れて帰ってみると夜泣きは止み、下ろしてみるとそれは黄金であったという。
出典:
日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院)
作者ひとこと:
泣息屋敷のデザインは、「おぶさったい」と涙を流して泣いている黄金の精霊というイメージで描いてみました。