んばっだえ化物(ンバッダエバゲモノ)
山形県新庄市萩野に伝わる。「おんぶお化け」の類。昔、ある山に「んばっだえ化物」が出て、毎晩「んばっだえ(背負ってくれ)」と叫んで子供たちを怖がらせた。ある男が化物を背負って連れ帰ると「大け、こが(桶)さ入えて、寝っだえ」と言うので、大きな桶に寝かせた。翌朝、桶を取ると、沢山の大判小判が出てきた。男はこの金を親類たちに分けてやり、喜ばれたという。
出典:
日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院)
作者ひとこと:
んばっだえ化物のデザインは、小判の様な姿をしたお化けの姿に描きました。