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2018年4月22日日曜日

「亡霊番長」と「死者の乗る自転車」



亡霊番長(ボウレイバンチョウ)

都市伝説の一種。どこからともなく大男が現れ、いじめをしている人間に襲いかかる。生前、いじめっ子から友人を守っていた少年が、事故で亡くなったあとも友人のことが心配で、亡霊番長として現世に姿を現した存在と考えられる。『妖怪ウォッチ』の完全な創作と思われるが、妖怪が生まれた根底には「悪いことをすれば懲らしめられる」というものが、少なからず存在していたはずである。

出典:
妖怪ウォッチ シャドウサイド

作者ひとこと:
亡霊番長のデザインは、アニメに登場するものを参考にしました。弱いものいじめをしている人間にしか危害を与えないので、原作よりも少し優しそうな顔立ちの妖怪にしてみました(あとづけ)。



死者の乗る自転車(シシャノノルジテンシャ)

都市伝説の一種。道を歩いていると、黒い影に覆われた自転車があとをついてきて、顔を見せてしまうと「お前じゃない」と言って襲ってくる。乗り捨てられた自転車が化けた、現代付喪神(ツクモガミ)の一種である。もともとの所有者を探して、ゆかりのあった場所を徘徊していると考えられ、これ自体は『妖怪ウォッチ』の完全な創作と思われる。しかし、後ろからぴったりついてきて、転んだ人間を食う「送り犬(オクリイヌ)」という妖怪や、列車に撥(ハ)ねられて、上半身だけになった「テケテケ」と呼ばれる都市伝説などは、実際に語られていたものが存在する。テケテケは、自分の下半身を探すために現れると言われるが、時として、自分を見捨てた人間を復讐のために襲うとされる。その点も、死者の乗る自転車と類似しているが、死者の乗る自転車のほうは、それほどの凶暴性はなく、顔面に×印をつけていくだけで、それは一週間ほどで消える。自分にもう一度乗って欲しいという、そんな願望が具現化されたものであろう。

出典:
妖怪ウォッチ シャドウサイド
Wikipedia「テケテケ」「送り犬」

作者ひとこと:
死者の乗る自転車のデザインは、アニメに登場するものを参考にしました。自転車のほうが本体なので、原作通りライトを目にして、前輪を口にして描きました。

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