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2018年7月3日火曜日

「南極老人(ナンキョクロウジン)」



南極老人(ナンキョクロウジン)

南極の空にあって人間の寿命を司る星「南極老人星」を神格化した道教の神。寿星ともいう。南極老人星は戦乱の際には隠れ、天下泰平の時にしか姿を見せないとされた星で、歴代の皇帝は秋分の日に都の南で、この星を観測する慣わしがあったり、「寿星壇」を作ってこの星を祀ったりした。民衆もこの星に幸福と長生を祈った。南極老人は不自然に長い禿げ頭で、優しそうな微笑を浮かべ「蟠龍丈」という杖を持ち、白鹿に乗った姿をしている。蟠龍丈には霊芝や仙人になれる草がぶら下がっている。南極老人星は、宋代以降に南極老人として神格化され、南極老人は長寿と幸福を司る神である。また、この神は大酒飲みである。1063年、奇妙な老人が北宋の首都・開封に現れたので、皇帝「仁宗」が宮殿に招いた。老人は出された酒を七樽も平然と飲み干し、何処ともなく立ち去った。その翌日、天文台長官が「昨夜寿星が帝座(皇帝の星座)近くで見えなくなった」と報告した。つまり、あの老人こそ南極老人だったのだ。日本では七福神の「福禄寿」と「寿老人」のモデルだとも、同一だともされる。

出典:
フランボワイヤン・ワールド
Wikipedia

作者ひとこと:
南極老人のデザインは、日本では福禄寿や寿老人と同一だともされるので、寿老人に近い姿で描きました。

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