陸吾(リクゴ)
古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」に記されている神。「天帝(テンテイ)」の下界の都である「崑崙山(コンロンサン)」に住んでいる。頭は人間、虎の体に九つの虎の尾を持った姿をしている。この神は、天の九部と天帝の園囿の時節を司る。陸吾は「開明獣(カイメイジュウ)」と同一視される事がある。陸吾の周囲には、精霊達が常にまとわりつく様にいる。また、「刑天(ケイテン)」と「黄帝(コウテイ)」が戦った時に、陸吾は「雨師(ウシ)」や「風伯(フウハク)」と共に刑天を迎え撃ったが、三柱共、刑天に一捻りにされてしまった。「禹(ウ)」が治水を行った時には、天帝の命を受けた陸吾と「応竜(オウリュウ)」が禹の補助をした。この時に、禹の治水を水神の「共工(キョウコウ)」が邪魔したので、禹と共工の戦いとなり陸吾も共工と九回戦ったが、九戦全て陸吾の敗北であった。しかし、陸吾が戦っている間に禹は神々と共工征伐の会議を行い、結果、諸神を従えた禹は共工との戦いに勝つ事が出来、その後、治水も成功し、その功績により帝位に就いた。帝位に就いた禹は夏王朝を建国し、夏王朝の初代王になった。
出典:
Wikipedia
プロメテウス
作者ひとこと:
陸吾のデザインは山海経の記述通りに、人間の頭と九つの尾を持った虎の体の姿に描きました。
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