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2018年12月19日水曜日

「ベリアル」



ベリアル

古代イスラエル王国の第三代王「ソロモン」が封印した72体の悪魔の一体。72体の中の序列68番目。80(または50)の軍団を率いる、地獄の王。80の軍団は一部は力天使、一部は天使から堕天した悪魔達からなる、召喚すると燃え上がる炎の戦車に乗った、美しい天使の姿で現れる。ベリアルは召喚者に、聖職者や議員の任命権や敵味方からの助力や友情、愛情を与える。また、召喚者に有能な使い魔を与える。しかしベリアルは、召喚者が生贄を捧げないと、召喚者の要求に対して真実を答えようとしない。ベリアルはベレト、アスモデウス、ガープと並んでソロモンの封じた72体の悪魔達を率いていた。またルシファー、レヴィアタン、サタンと並んで四人の上位君主であるという。また地獄の宮廷では、ベリアルはトルコ大使であるという。ヤコブス・デ・テラモによって1382年に記された「この不愉快なるベリアルの書」では、ベリアルは地獄の利益の公認代表者として、神に「イエスという個人が地獄の権利に干渉し、地獄、地上及び、そこに住む者の支配権を強奪した」と訴えた。イエスはモーゼを弁護人とし、訴訟は裁判官であるソロモンが裁決する事となった。ベリアルは、裁判を有利に運ぶ為、ソロモンの機嫌を取り、結ぼうとするが、判決はイエスに有利となり、ベリアルは控訴した。控訴審において、もう一人の裁判官であるエジプト王の代理ヨセフが、ローマ帝国のオクタヴィアヌス帝、古代ギリシアの哲学者アリストテレス、古代ユダヤの預言者エレミア、同じく預言者のイザヤから成る委員会と共に問題を討議した。その結果、最終的にイエスは無罪となるが、サタンには最後の審判の後、地獄に堕とされる不善な者全てに権威を振るって良い事が確認された。

出典:
Wikipedia
図説 天使悪魔辞典(幻冬舎)

作者ひとこと:
ベリアルのデザインは、天使と悪魔が融合した様なイメージの姿に描きました。

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