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2019年1月22日火曜日

「大年神」



大年(オオトシ)神<御歳神>

日本神話に登場する神。名前の「トシ」は穀物という意味で、特に稲の事を指す。名前は「稲が立派に実るように」という事を表している。スサノオとカムオオイチヒメとの間に産まれた子供である。兄弟にウカノミタマがおり、大年神もウカノミタマと同じく穀物神である。「古事記(コジキ)」や「日本書紀(ニホンショキ)」には、系譜以外の実績の記述が無いが、「古語拾遺(コゴシュウイ)」には大年神の話が残されている。あるとき、農民達に牛肉を食べさせた「大地主神(オオトコヌシノカミ)」という神に憤慨した大年神の田にイナゴを放った。すると、みるみるうちに田の稲が枯れた。そこで大地主神は神意を尋ね、大年神に白猪、白馬、白鶏を捧げて謝罪した。すると大年神も、それに応えてイナゴを除去する方法を、大地主神に教えた。それは、最初に麻柄(アサガラ)で糸紡ぎ器を作り、それでイナゴを取り除き、天押草(アメノオシクサ)でイナゴを掃って、烏扇(カラスオウギ)の葉で煽ぎ出すという方法である。それでもイナゴが除去されなかったら、男根の形にした牛肉を田の水口に置けば良いと教えた。大地主神は大年神に言われた通りにすると、やがて田に苗が茂って稲がたわわに実った。

出典:
Wikipedia
日本の神々完全ビジュアルガイド(KANZEN)

作者ひとこと:
大年神のデザインは、イナゴや稲束、鎌などの農機具が合体した、案山子の様な姿で描きました。

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