目競(メクラベ)
日本に伝わる妖怪。鳥山石燕(トリヤマセキエン)の妖怪画集「今昔百鬼拾遺(コンジャクヒャッキシュウイ)」にあり、「平家物語(ヘイケモノガタリ)」の「物怪之沙汰」において平清盛(タイラノキヨモリ)が遭遇した妖怪を描いたもの。複数の髑髏(ドクロ)が重なり、それぞれが庵を睨んでいる姿が描かれている。平清盛が福原(兵庫県神戸市)に都を移してからのある朝の事。清盛が帳台から出て中庭を見ると、そこには死人の髑髏が無数に転がっていた。しかもそれらの髑髏は右に左に、上に下にとしきりに動き回っていた。あまりの光景に清盛は大声で人を呼んだが誰も来る事は無かった。その内に髑髏は更に増えていき、その髑髏達が一つに合体し、14~15丈(42~45メートル)もの山の様な巨大な髑髏となり、巨大な目玉で清盛を睨みつけた。清盛は意を決し、髑髏の目を負けじと、思い切り睨み返した。すると、やがて大髑髏は、朝露が日の光に溶けるかの様に、跡形も無く消え去った。
出典:
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳
作者ひとこと:
目競のデザインは、目玉の付いた沢山の髑髏が重なり合った姿で描きました。
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