南斗星君(ナントセイクン)
中国において南斗六星(ナントロクセイ)が神格化された道教の神で、同じ様に北斗七星が神格化された神・北斗星君(ホクトセイクン)と対を成している。「死」を司る北斗星君に対して南斗星君は「生」を司っている。北斗星君の性格は厳格で人間達に暗運をもたらすのに対して、南斗星君は温和な性格で人間達に明運をもたらす。この「生」を司る南斗星君と「死」を司る北斗星君の二柱が許可すれば、その人間の寿命を延ばす事も出来ると云われている。東晋時代の短編小説集「捜神記」にある話では、ある青年が易者から若死にすると予言され、青年は大慌てで南にある桑の木の下で碁を打っていた南斗星君と北斗星君に頼みに行った青年は肉や酒を振る舞って精一杯、南斗星君と北斗星君の二柱をもてなすが、北斗星君は無愛想で青年の頼みを聞こうともしない。しかし、その内に南斗星君が北斗星君をとりなし、人間の寿命を書き付けた本を開いた。そして、その青年の寿命が十九となっていたのを、ちょっとした記号を書き加えて九十にしてくれたのだった。南斗星君の容姿については諸説あり、その姿は炎の様に燃え上がる赤い衣に身を包んだ醜い老人、または美しい青年であると云われる。
出典:
Wikipedia
フランボワイヤン・ワールド
作者ひとこと:
南斗星君のデザインは、三つの目を持った若い男の姿に描きました。
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