社(シャ)
古代中国において祀られた神で土地の神である。この社は大地の生産力を神格化した神や、この社を祀る集落や国といった集団の保護神、または、祖先神ともされる。社は樹木や石、封土(人工的、または自然に出来た盛り土)に宿るとされ、人々はその様な樹木や石や封土を祀って、事あるごとにそこに集まって人々同士の団結と親睦を図った。人々は社に農業における祈雨や豊年、豊作を祈り、日蝕の様な天変地異や大水などの災害が起きると、人々は社に生贄を供え、鼓を打って祈りを捧げた。また他の部族や集落、国と戦争になると、出陣に当たって社の祀られている場所に人々は集合して、社に供えられた祭肉を分配し、祭肉にあずかり、社に捧げられた生贄の血を武器に塗って戦争における戦勝を祈願した。この土地神・社と、その社を祀る祭祀は早くも殷(イン)の時代にはあったろうと想定されている。
出典:
コトバンク
作者ひとこと:
社のデザインは、人面を持った杭の様な姿に描きました。地面に打たれた杭で、その土地を司る神のイメージを表してみました。
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