マホーラガ
インド神話に登場する種族。マホーラガという名前は「偉大なる蛇」を意味する(「マハー」+「ウラガ」)。マホーラガは龍に近い種族で、その名前は漢訳では「大腹胸行(ダイフクキョウギョウ)」や「大蠎(ダイモウ)」とも呼ばれる。大蠎とは巨大な蛇(大蛇)の事で、また大腹胸行は大蛇が腹這いで進んで行く様を表している。この様にマホーラガは蛇を神格化した種族だが、同じ様に蛇を神格化したナーガがコブラを神格化したものであるのに対して、マホーラガはより一般的な蛇、特に巨大なニシキヘビの様な蛇などを神格化した種族である。仏教ではマホーラガは「摩睺羅伽(マゴラカ)」と音写される。摩睺羅伽は釈迦如来(シャカニョライ)の眷属である八柱の神々・天竜八部衆(テンリュウハチブシュウ)の一員であり、また千手観音(センジュカンノン)の眷属である二十八部衆(ニジュウハチブシュウ)の一柱であるともされる。摩睺羅伽は蛇の頭を持った人間の姿や、頭に蛇や龍の冠を戴いた人間の姿であるとされる。摩睺羅伽は音楽を司る神であり、同じく音楽を司る緊那羅(キンナラ)と共に帝釈天(インドラ)に眷属として仕えている。摩睺羅伽達は帝釈天の楽師として、横笛を吹いたり、小鼓を打ったりして、同じく楽器を奏でたり、歌を歌ったりしている緊那羅達と共に帝釈天の為に音楽を奏でている。
出典:
Wikipedia
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神魔精妖名辞典
仏教画伝 極彩色で蘇った一〇八の仏尊(G.B.)
作者ひとこと:
マホーラガのデザインは、琵琶を携えた大蛇の姿に描きました。
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