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2019年8月4日日曜日

「制多迦童子」



制多迦童子(セイタカドウジ)<制吒迦童子、制託迦童子>

仏教や密教の信仰対象である尊格の一尊「不動明王(フドウミョウオウ)」の眷属を務めている童子。いつも不動明王の右側に控えており、不動明王の左側に控えている矜羯羅童子(コンガラドウジ)と共に、不動明王の脇侍を務めている。また、不動明王の眷属で明王の命に従い、仏教の修行者や仏教の教えを信じる者を守護する八人の童子「八大童子」の内の一人でもあり、制多迦童子は八大童子の第八番目である。制多迦童子の梵名は「チェータカ」といい、サンスクリットでは、この名は「奴僕」や「従者」を意味する。制多迦童子は全身が紅蓮色の十五歳ほどの童子の姿で、頭髪を束ねて五つの髻(モトドリ)にしている。上半身は裸で、頸と肩に天衣を無造作に巻き付けている。左手には金剛杵を持ち、右手には金剛棒を持っている。制多迦童子の性格は瞋心悪性であるともされる。制多迦童子は不動明王の方便(衆生を救う手だて)を象徴する童子とされ、不動明王の本心を知らない衆生には忿怒の表情で接するとされる。この童子の全身が紅蓮色なのは、その忿怒の怒りの表れだと考えられている。

出典:
Wikipedia
仏教画伝 極彩色で蘇った一〇八の仏尊(G.B.)

作者ひとこと:
制多迦童子のデザインは、髪を五つの髻に結いあげている半裸の童子の姿に描きました。

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