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2019年9月13日金曜日

「飛魚」



飛魚(ヒギョ)

中国に伝わる龍に似た姿の幻獣。飛魚は四本爪の龍に似た姿をしており、胴の部分に魚の鰭(ヒレ)に似た羽が付いていて、尾も魚の尾鰭(オビレ)の様になっている。中国では唐の時代から五本の爪を持ち、頭に二本の角を生やした龍が皇帝の権力の象徴として、皇帝の服専用の模様として規定された。明(ミン)の時代になると、臣下達は皇帝の龍から爪を一本減らした四本爪の龍の服を皇帝から賜るようになったが、龍はあくまでも皇帝の専有物であり、賜った四本爪の龍は龍に似ているが違うものとして「飛魚」や「斗牛(トギュウ)」や「蠎(モウ)」と名付け、龍とは違うものとして着る人の身分によって区分した。

出典:
京都国立博物館

作者ひとこと:
飛魚のデザインは、前足の付け根からトビウオの様な羽が生えて、尾にも魚の尾鰭が付いたトカゲか両生類の様な姿に描きました。

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