チャンドラ
インド神話に登場する9つの惑星それぞれを神格化した9柱の神々「ナヴァグラハ」の内の一柱で、チャンドラは月を司る神。チャンドラという名前は「輝き」という意味である。酒の神である「ソーマ」はチャンドラと同一視される。チャンドラは浮気者の神であり、家畜を守護する神である。「ダクシャ」の娘である27の星座「ナクシャトラ」と結婚しており、既に彼女が妃としているのに関わらず、木星の神「ブリハスパティ」の妻である。「ターラー」を誘惑して彼女との間に水星の神「ブダ」が生まれた。仏教ではチャンドラは「月天子(月天)」と呼ばれ、月天は八つの方位と天地、日月を守護する十二の護法善神「十二天」の内、月天は月を守護する神である。月天は蓮華や月輪を持った姿で、三羽から七羽の鵞鳥(ガチョウ)が引く車に乗っている。月天は后である月天后を伴っている事があったり、時には多くの天女を侍(ハベ)らしている事もある。また月天は月光の清らかな光で人々の煩悩を除き、穏やかな心を開かせる神であるともされる。
出典:
Wikipedia
神魔精妖名辞典
仏教画伝 極彩色で蘇った一〇八の仏尊(G.B.)
作者ひとこと:
チャンドラのデザインは三日月の冠を被り、手に満月をかたどった杖と蓮華を持った姿に描きました。
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