トゥナ・ロア<トゥナ>
ニュージーランドの先住民であるマオリ族をはじめとしたポリネシアの神話に登場する鰻の化身、または鰻の神。トゥナ・ロアは人間の姿に変身する事が出来、雷鳴や大波を自在に操る事も出来る。ある言い伝えによると、神であり英雄でもある「マウイ」の妻が水中で身体を洗っていると「嫌に肌がすべすべした男」が近付いて来て、彼女にいかがわしい行為を働いた。後になって、この怪しい男の話を妻から聞いたマウイは、この怪しい男が鰻の神であるトゥナ・ロアが変身した者である事を知り、トゥナ・ロアを退治した。また別の伝承では、トゥナ・ロアは美しい人間の娘である「ヒナ」(時には女神であるともされる)に恋をし、人間の男の姿に変身して彼女の元へと毎日現れたが、やがてヒナを取り合ってマウイと戦った。マウイとの戦いにおいて、トゥナ・ロアは大波を起こしてマウイを攻撃したが、最後はマウイによって倒された。いずれの伝承にも共通するのは、トゥナ・ロアは最後マウイによって首を刎ねられ、その頭を地面に埋められる。するとトゥナ・ロアの頭を埋めた所からココヤシの木が生えてきたという事である。
出典:
Wikipedia
世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本(PHP文庫)
作者ひとこと:
トゥナ・ロアのデザインは、鰻と人間が合わさった怪人の様な姿に描きました。
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