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2020年10月15日木曜日

「蠪蛭」


蠪蛭(ロウシツ)<蚳(ロウチ、リョウチ)>

古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」の中山経に記されている怪獣。蠪蛭は、中山の、山上に赤銅が豊富にある昆吾之山という山に生息している獣である。蠪蛭は、豚の様な姿(猪の子の様な姿、という説もある)をした獣で、頭には角が生えている。この蠪蛭の鳴き声は、大声で叫ぶ様に鳴くという(蠪蛭の鳴き声は、人が大泣きしている時の様な声、という説もある)。この蠪蛭を食べると目が霞まなくなったり、塵などが目に入って、目が見えなくなるという事がなくなるという(蠪蛭の肉を食べると、悪夢を見る事がなくなる、という説もある)。

出典:
幻想類書
プロメテウス
山海経動物記
神魔精妖名辞典(「山海経付表」のページ)

作者ひとこと:
蠪蛭のデザインは、頭から角が生えている豚の様な姿に描きました。

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