長右(チョウユウ)
古代中国の地理書「山海経(センガイキョウ)」の南山経に記されている怪獣。長右は、南山の長右山という山に生息している獣である。この長右山という山は、草木が生えておらず荒涼としている山である。しかし、山からは水が豊富に湧き出ている。この長右は、猿の様な姿の獣(手長猿の様な姿の獣、とも)で、耳が4つ(2対)ある。この長右の鳴き声は、人間が呻く様な声で鳴く。この長右は凶兆とされる獣で、この長右が現れた郡県は洪水に見舞われるという。
出典:
神魔精妖名辞典
幻想類書
幻想動物の事典
山海経動物記
プロメテウス
幻想世界の住人たちⅢ<中国編>(新紀元社)
作者ひとこと:
長右のデザインは、頭の左右に二つずつ、計4つの耳を生やした猿の姿に描きました。
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