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2021年1月27日水曜日

「バティバット」


バティバット<バティバト、バンゥーンォッ>

フィリピンに伝わる、太っている大きな中年女性、または老女の姿をした精霊、または妖怪、夢魔。普段バティバットは、鬱蒼とした森の中に生えている大木の中に住んでいる。しかし、住処である大木が切り倒され、人間の家の柱などにされると、今度は、その柱の中に棲み着く。バティバットに棲み着かれた家で人間が寝ていると、バティバットは眠っている人間の胸の上に座って、その人間を一晩中悪夢で苦しめる。バティバットに胸の上に座られ、悪夢で苦しめられると、最悪、その人間は命を落とす事もある。もし、バティバットに胸の上に座られ、悪夢を見させられた場合は、自分の親指を噛んだり、爪先を揺すったりすれば悪夢から醒める事が出来る、と言われている。バティバットは、自分の住処である大木が使われている家に住んだ人間に悪夢を見せると言われている他、自分の住処である大木を伐採した人間が寝ている所に訪れて、その人間の胸の上に乗り、悪夢を見せる、とも言われている。

出典:
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)
犬のクンクンby河村賢一

作者ひとこと:
バティバットのデザインは、蛙の様な眼をした、太った女性の姿の魔物に描きました。

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