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2021年3月20日土曜日

「大斗乃弁神」


大斗乃弁神(オオトノベノカミ)<大苫辺尊(オオトマベノミコト)、大戸摩姫尊(オオトマヒメノミコト)、大富辺尊(オオトマベノミコト)、大苫姫尊(オオトマヒメノミコト)>

日本神話(「日本書紀」「古事記」の記紀神話)に登場する神。大斗乃弁神は、世界が天と地に分かれた後に次々と現れた神々である「神世七代(かみよななよ)」の内の一柱で、大斗乃弁神は、意富斗能地神(オオトノヂノカミ)と一対で神世七代の第五代の神である。意富斗能地神は男神で兄、大斗乃弁神は女神で妹である。意富斗能地神という名前の「地」は「男性」、大斗乃弁神という名前の「弁」は「女性」という意味である。また、意富斗能地神・大斗乃弁神の両方の名前にある「斗(ト)」は、性器の象徴であるとする説もある。また、この意富斗能地神と大斗乃弁神の両神は、固まっていなかった大地が完全に凝固した状態を神格化した神々であるとも考えられている。また、大斗乃弁神という名前の「大」は美称、「斗」は「門・戸」で集落の狭い通路、「乃」は格助詞、「弁」は「女(メ)」の転と解し、この神の名義は「偉大な門口の女」と考えられ、元々は集落の狭い通路にいて、人々から祀られてきた防壁の守護神であったのではないか、という説もある。また、大斗乃弁神と意富斗能地神は、「大所(オオト。大きな家や地所)」の神であるともされ、大斗乃弁神・意富斗能地神は場所の神、居場所の神であるともされている。

出典:
Wikipedia
図解日本神話(新紀元社)
日本の神々完全ビジュアルガイド(KANZEN)

作者ひとこと:
大斗乃弁神のデザインは、意富斗能地神と同じ様な大きな一つ目を持った巨大な怪物の様な姿の女神に描きました。体は土で出来ているイメージです。

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