ワクド憑き(ワクドツキ)
日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。ワクド憑きは、福岡県久留米に伝わる怪異で、憑き物の一種である。「ワクド」とは「蝦蟇」の事で、無闇に蝦蟇を殺せば蝦蟇の祟りがあるとか、蝦蟇に取り憑かれるとか言われている。蝦蟇に取り憑かれると、蝦蟇に耳をくすぐられたり、耳の中で甘酒を醸されたり、頭髪を毟り取られたりすると言われており、ワクド憑きの者は最後には、蝦蟇の様な形になって死ぬと言われる。また、白い蝦蟇は「荒神様」の使いで、この蝦蟇に取り憑かれた者は目や耳が不自由になると言われている。
出典:
ファンタジィ事典
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)
作者ひとこと:
ワクド憑きのデザインは、蝦蟇を殺した者に取り憑こうとしている蝦蟇の霊の姿に描きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿