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2021年6月8日火曜日

「瀬織津比咩神」


瀬織津比咩神(セオリツヒメノカミ)<瀬織津姫、瀬織津比売、瀬織津媛>

日本神道における女神の一柱で、神道の祭祀に用いられる祝詞の一つである「大祓詞(おおはらえのことば)」に登場する。神名の「セオリ」は「瀬下」を意味し、瀬を降りた場所に坐す女神であり、世の罪穢を祓い清め、凶事を除き去る女神であるとされる。瀬織津比咩神は、人の穢れを早川の瀬で浄める女神とされ、その後、諸々の禍事・罪・穢れを瀬織津比咩神は、川瀬の流れに乗せて大海へと運ぶのだという。この瀬織津比咩神は、「祓(はらえ、はらい。神道において罪や穢れ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事・呪術である)」を司る四柱の神々「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」の一柱であるとされる。また、瀬織津比咩神は祓の神である他に、水神や瀧神、川神でもあり、九州以南では海の女神であるともされる。更に、瀬織津比咩神は治水神としての特性もあるという。江戸時代の国学者・文献学者・言語学者・医師「本居宣長(もとおり のりなが)」は、瀬織津比咩神を「大禍津日神(オオマガツヒノカミ)」、「八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)」と同神であると説いている。

出典:
神魔精妖名辞典
Wikipedia
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
瀬織津比咩神のデザインは、体が水の泡で出来ている女神の姿に描きました。この水の泡に禍事・罪・穢れを包んで大海へと運ぶイメージです。

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