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2021年9月20日月曜日

「集会山精」


集会山精(シュエサンショウ)

密教仏教経典の「仏説灌頂七万二千神王護比丘呪経」の巻第八では、舎衛国(しゃえいこく(古代インドのコーサラ国にあった首都「舎衛城(しゃえいじょう)」の事))の祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん(コーサラ国の首都「舎衛城」にあった寺院「祇園精舎」の事))において仏陀が、人々を悩ませ害する鬼神の威力を除く為に、「摩尼羅亶大神呪経」というお経の読み方を教えている。その経典の中には多くの鬼神達の名前が含まれており、この経典の中の鬼神の名前を呼べば、名前を呼ばれた鬼神達は人々を害する事が出来なくなるという。集会山精も、この経典の中に名前が記されている人々を悩ませ害する鬼神達の内の一つである。集会山精は、山・渓谷に棲む山精の内に入っている山精である。集会山精の性質は記されていないが、名前がそのまま、この山精の行動や容姿を表すのだろう。「集会(しゅうかい)」とは、「多くの人が、共同の目的のために一定の時に、一定の場所に集まること。また、一定の場所に集めること。また、その集まり。よりあい。会合。しゅえ」という意味である。

出典:
Wikipedia
幻想動物の事典
コトバンク

作者ひとこと:
集会山精のデザインは、蝙蝠の様な小鬼の姿をした小妖怪の姿に描きました。イラストの集会山精は、山中に群れて棲んでおり、群れで自分達より大きい人間に襲い掛かるイメージです。

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