足絡(アシガラミ)
佐藤中陵(さとう ちゅうりょう)「中陵漫録(ちゅうりょうまんろく)」にある怪虫。会津では人の髪を抜いて川の流れに入れておくと「足絡」になるという。佐藤中陵も、実際に溝の中に足絡がいるのを見たことがあり、この様な虫は山水の出るところに生じるものだという。同様の存在は常州では針金虫と呼ぶとの記述があることからも、ハリガネムシなどの水生生物が人毛から変化するという俗信があったものと思われる。
出典:
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院)
作者ひとこと:
足絡のデザインは、真っ黒く細長い、髪の毛の様な姿の怪虫に描きました。
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