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2024年4月17日水曜日

「天之久比奢母智神」


天之久比奢母智神(アメノクヒザモチノカミ)

「古事記(こじき)」において、「速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)」と「速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)」の二柱の間から、「国之久比奢母智神(クニノクヒザモチノカミ)」とともに生まれた四組目(最後)の神。クヒザモチは汲匏持(くみひさごもち)を略したものと「記伝」にはある。ヒサゴは水を汲む器で、「和名抄」に「杓比佐古、斟水器也」とある。瓢箪の類を縦割りにし、日に乾かして柄をつけたもの、ヒサク、ヒシャクはその転である。神楽の採物の一に「杓(ひさご)」があり、祭具でもあった。

出典:
古事記注釈 第一巻(ちくま学芸文庫)

作者ひとこと:
天之久比奢母智神のデザインは、手に持った、瓢箪で出来た柄杓から水を撒いている、精霊の様な、神の様な姿に描きました。

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