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2024年8月14日水曜日

「トラマツの火」


トラマツの火(トラマツノヒ)

埼玉県秩父郡東秩父村に伝わる怪火。昔、白石に乞食の親子が居ついていたが、子どものトラマツが盗み食いをして、村人に殺されてしまった。村人はその死骸を峠の木の枝につるしておいたので、親の乞食は「この土地に祟れ」と言ってどこかへ行ってしまった。その後、白石では何かよくないことが起る度に峠に青い火が見えた。その火を「トラマツの火」といった。後に村の人たちはトラマツのために地蔵を峠に建てて祀り、それをトラマツ地蔵という。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
トラマツの火のデザインは、泣いてる子供の様な顔がある怪火の姿に描きました。

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