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2024年9月2日月曜日

「大化」


大化(オッカ)

化物尽くしの絵巻に描かれている妖怪の一種。丸みを帯びた体に足が一本ついているという姿は、土佐派の絵師らが描いてきた「百鬼夜行絵巻」にみえる丸く赤い妖怪が元になっているものと思われる。この形の妖怪は複数の作に描かれているが、今のところ「大化」という名がつけられていることが確認できるのは国立歴史民俗博物館蔵「化物絵巻」(作者不詳)のみである。お化けなど恐ろしいものを表す児童語として「おっか」を用いる地域もあり、同系統の絵巻にみられる「うわん」「がごぜ」のような命名との共通点も見出せるが、「大化」という名付けが「化物絵巻」独自のものか否かも現時点では不明である。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
大化のデザインは、鳥の脚の様な一本脚を持った妖怪の姿に描きました。

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