グーランバン(クーランバン)
オーストラリアの神話に登場するドブネズミ。
グーランバンは、ムーレイ川に大きな小屋を持っていて、そこでムラサキ貝を取っては、火で焼いて料理していた。しかし、彼は決して火を、他の動物に渡そうとしなかった。
そんなある日、グーランバンがムラサキ貝を取りに川に行っていたところ、飛び散った火花を小さな鷹の「キリドカ」が捕まえ、グーランバンの小屋どころか、周囲の森林全体を燃やし尽くしてしまった。だから現在、ここ一帯は荒野になっている。
こういったことがあって、先住民たちは摩擦によって火を得ることが可能になった。
出典:
幻想動物の事典
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