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2018年7月14日土曜日

「鯀(コン)」



鯀(コン)

古代中国神話に登場する、天下に害をなした四柱の悪神「四罪」の一柱。帝「顓頊(センギョク)」の子供。父が帝であったが、自らは臣下の身であった。帝「堯(ギョウ)」の治世に黄河の氾濫が止まず、堯は誰かに治水をさせようと考えていた。この時、皆が口を揃えて鯀にやらせるべきだと言った。堯は鯀を用いるべきでは無いと言って渋ったが、それでも臣下たちは鯀より賢い者はいないと言ったので、堯は鯀に治水を任せた。しかし、9年やっても氾濫は収まらず、堯は鯀に代えて「舜(シュン)」を登用した。舜が鯀のした治水を視察すると、鯀は羽山で死んでいた(鯀は許可を得ずに、天帝の所蔵する無限に増える土「息壌」を盗み出して使おうとした為、天帝の命を受けた火神「祝融(シュクユウ)」に殺された)。人々は舜が鯀を殺したのではないかと疑ったので、舜は殺害された鯀の腹から産まれた「禹(ウ)」に事業を引き継がせた。殺された鯀は黄色い熊の姿になった。また一説では、鯀は堯の時代に、反乱を起こした神とも言われる。鯀の子孫たちは東夷になった。鯀のルーツは夏系の部族に崇められた、魚の姿をした洪水神と言われている。

出典:
フランボワイヤン・ワールド
Wikipedia

作者ひとこと:
鯀のデザインは、元々の姿と言われている魚姿の神にしてみました。頭は熊をイメージしています。洪水を治めようとした神なので、漢字の「土」の形をした腕輪をしています。

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