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2019年2月2日土曜日

「高御産巣日神」



高御産巣日(タカミムスヒ)神<高皇産霊尊、高木神(タカギノカミ)、高木大神(タカギノオオカミ)>

日本神話に登場する神。天地開闢の時に、高天原に一番最初に現れた神の「天御中主(アメノミナカヌシ)神」に次いで現れた。高御産巣日神の次に現れた「神産巣日(カミムスヒ)神」と共に、三柱は「造化の三神」と呼ばれる。名前の「高御」は尊称で、「産巣」は生産や生成、「ヒ」は霊力を意味し、「偉大な生成の霊力を象徴する神」という意味である。神産巣日神と共に創造を神格化した神である。高御産巣日神は別名を高木神というが、この別名は本来、高木が神格化されたものを指したと考えられている。この神は性別が無い神で、かつ姿を隠した「独神」とされているが、高御産巣日神を男神とする説もある。「古事記(コジキ)」では天照大御神の御子神の「天之忍穂耳(アメノオシホミミ)命」が高御産巣日神の娘の「萬幡豊秋津師比売(ヨロヅハタトヨアキツシヒメ)命」と結婚して生まれたのが天孫の「瓊瓊杵(ニニギ)尊」である。瓊瓊杵尊は葦原中津国を治める為、地上に降り立ち、皇室の祖先とされる神である。その為、高御産巣日神は天皇の祖先である皇祖神とされる。国譲り神話では、天照大御神と共に葦原中津国へ神々を派遣し、「大国主(オオクニヌシ)神」に葦原中津国の統治権を譲るように圧力をかけ、神武東征では神武天皇に霊剣の布都御魂(フツミタマ)を与え、天皇の道案内に八咫烏を派遣して、天皇を手助けするなどして神話に登場する。高御産巣日神は高天原の司令官、政治家、長老といった立場で神話に登場する。

出典:
Wikipedia
日本の神々完全ビジュアルガイド(KANZEN)

作者ひとこと:
高御産巣日神のデザインは、空中に浮かぶ三つの男の頭の様な姿の神に描きました。

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