ウパナンダ
インド神話に登場する、蛇族ナーガ達の諸王であるナーガラージャの一人で、仏教では釈迦如来(シャカニョライ)の眷属である八柱の神々、天竜八部衆(テンリュウハチブシュウ)に所属する竜族を率いる八柱の王・八大竜王の一柱。漢訳では「跋難陀竜王(バツナンダリュウオウ。龍王とも)」と呼ばれ、他の八大竜王と共に水中の主であり、幾千万億の眷属の竜達を率いている。ウパナンダは同じく八大竜王の一柱であるナンダ(難陀竜王)の弟であり、後に仏陀となるガウタマ・シッダールタがこの世に生を受けた時、ナンダとウパナンダの兄弟竜王は天から産湯として、それぞれ清浄な冷たい水と清浄な温かい水をガウタマ・シッダールタの身体に注ぎ、その誕生を祝福した。また、仏陀の説法の会座には必ず参じ、仏陀入滅の後も永く仏法を守護した。また、ウパナンダはナンダと共にマガダ国を守護し、マガダ国に慈雨をもたらして国中の人々の飢餓を防いだ。
出典:
Wikipedia
幻想世界事典
ドラゴン(新紀元社)
作者ひとこと:
ウパナンダのデザインは、産湯として使う水を入れた水瓶を持った、羽の生えた大蛇の姿に描きました。
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