天皇大帝(テンオウダイテイ、テンノウタイテイ、テンノウダイテイ)
中国に伝わる北辰(ホクシン。天の北極)が神格化された存在。古代中国では、地上からは天空のある一点を中心として星々が巡っている様に見える事を知っており、そこを北辰と呼び宇宙の中心と考えられ、やがてその北極が神格化された。道教では北極紫微大帝とも成り、また北斗七星が神格化された北斗真君と習合した。北斗七星は水を汲む「斗(枡や柄杓)」の形をしており、大地を潤す農耕神のシンボルでもあった。「史記」、「星経」には北斗七星は北辰を中心に一晩で一回転し、一年で斗柄(トヘイ)は十二方位を指し、止まる事の無い永久時計として陰陽(太陽と月の事)、そして夏・冬を分け、農耕の作業時期を示し国家安寧を保障するものであるとある。また、その昔、周御国王の妃である紫光夫人が九人の子供を生んだが、その長男が天皇大帝、次男が北極紫微大帝となり、残りの七人の子供達が北斗七星になったという伝説がある。天皇大帝はその聖性の象徴としての神器(鏡と剣)を持っている。天皇大帝は「紫宮或いは「紫微宮」、「紫宸殿」、「大極殿」などと呼ばれる宮殿に住んでおり、また北極星の光芒は紫色とされ、紫色を最高の神聖な色としている。
出典:
Wikipedia
フランボワイヤン・ワールド
作者ひとこと:
天皇大帝のデザインは、冠を被った球体の姿に描きました。球体なのは天の中心の星をイメージしたからです。
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