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2019年8月15日木曜日

「深沙大将」



深沙大将(ジンジャダイショウ)<深沙神、深沙大王、奉教鬼>

仏教における仏法と仏教徒を守護する神々「護法善神(ゴホウゼンジン)」の一柱。大般若経(ダイハンニャキョウ)を守護する十六柱の夜叉神「十六善神(ジュウロクゼンシン)」と共に大般若経を守護している。この深沙大将は観音菩薩(カンノンボサツ)、または多聞天(タモンテン)の化身であるとされる。深沙大将は腰に獣皮と腰布だけを身に付けて上半身は裸の、力士の様に筋骨隆々とした鬼神の姿をしている。顔は忿怒の形相で、首には沢山の髑髏(ドクロ)を繋ぎ合わせた瓔珞(ヨウラク)を掛けている。左手には青蛇を巻き付けている。腹部には童子の顔が付いており、膝部には象の頭をかたどった袴を着けている。深沙大将は砂漠を旅する人間が砂漠で遭遇する危難から救う事を本誓とする神である。砂漠で病気に倒れた者がいると、その病気を癒してやり、砂漠を旅する者を襲おうとする様々な魔事があると、その魔事を追い払う。またインドに様々な経典や仏教の教えを求めて旅に出た、唐の僧侶・玄奘三蔵(ゲンジョウサンゾウ)がその途中、砂漠の流沙で苦難していた時に深沙大将が出現し、玄奘三蔵を苦難から救った。そして玄奘三蔵が砂漠を旅している間、深沙大将は玄奘三蔵を守護した。

出典:
Wikipedia
エソテリカ事典シリーズ(1) 仏尊の事典(学研)

作者ひとこと:
深沙大将のデザインは、仏画などに描かれている半裸の鬼神の姿に描きました。

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