ンッガレヴ
メラネシアのレパース島に伝わる魔王。レパース島では人間が死ぬと、その体から霊魂である「タムテギ」が出る。タムテギは死後すぐには生前の体の周りから離れないが、100日すると体の周りから離れて、バヌアツのアンバエ島にあるマナロ火山の火口湖近くの噴火口から「ロロンボエトギトギ」という冥界へと向かう。そのマナロ火山の火口湖の近くの噴火口にいるのがンッガレヴである。タムテギは噴火口に辿り着くと、噴火口においかかる樹に登り、ンッガレヴが何処にいるかと叫ぶ。すると「陽気」が立ち上るが、これはンッガレヴの出した合図で、その後、霊魂であるタムテギはンッガレヴに自分を受け取ってもらう。
出典:
幻想動物の事典
作者ひとこと:
ンッガレヴのデザインは、マントと腰布を纏った巨大な鬼の様な姿の魔王に描きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿