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2020年2月12日水曜日

「古開神」



古開神(フルアキノカミ)<古開大神(フルアキノオオカミ>

日本において信仰される神の一柱で、京都府京都市北区平野宮本町にある平野神社に御祭神として鎮まっている。平野神社の創建は延暦13(794)年、桓武天皇の平安京遷都に伴い、平城京の田村後宮から、平野の地に遷されたという。また、近年の研究によると、元々は桓武天皇の生母の高野新笠の祖神(桓武天皇外戚神)として平城京に祀られた神祠であったが、それが平安京遷都に伴って、平安京大内裏近くに移し祀られた事に始まると推測されている。現在の平野神社の本殿は四殿二棟からなり、第一殿に「今木皇大神(イマキスメオオカミ)」、第二殿に「九度大神(クドノオオカミ)」、第三殿に「古開大神」、第四殿に「比賣大神(ヒメノオオカミ)」の四座の神々が平野神社の御祭神である。古開神は、邪気を振り開く平安の神である。古開神は平野神社関係記事にしか見えない。また文献では、古開神は「九度・古開」と一対として扱われている事から、そこから様々な説が唱えられており、古開神は渡来神であり、九度神と共に九度神社に祀られたとする説や、古開神と九度神は、元は同一の神であったとする説もある。また、奈良時代末期から「臣籍降下(シンセキコウカ)」(皇族がその身分を離れ、姓を与えられ臣下の籍に降りる事)の制度が定まり、「源(ミナモト)」、「平(タイラ)」、高階(タカシナ)」、「大江(オオエ)」、「中原(ナカハラ)」、「清原(キヨハラ)」、「秋篠(アキシノ)」、「菅原(スガワラ)」の姓を賜る者が出てくる。平野神社の御祭神、四柱の総称である平野大神は、この八姓各家の氏神とされている。平野大神の中で古開神は高階氏の氏神であるとされる。

出典:
Wikipedia(「平野神社」のページ)
平野神社 オフィシャルサイト
週刊 日本の神社 第61号「松尾大社・平野神社」(デアゴスティーニ・ジャパン)

作者ひとこと:
古開神のデザインは、機械の様な青銅器の様な姿の神に描きました。また古開神は、竃の神である九度神と関連があるとされるとも考えられているらしいので、竃と関連のある火が伴っている姿にしました。

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