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2026年6月10日水曜日

「打綿狸」


打綿狸(ウチワタダノキ)

香川県仲多度郡多度津町の話。道にザワタが落ちていることがあり、これを拾おうとすると動き出し、最後は空へ上がっていってしまう。これは「打綿狸」なのだという。これが出た堀町には昔、綿打屋が二軒あったのだという(綿打屋が二軒あったという付近に打綿狸が出る、とも言われている)。また「月の七日と日の七ツ、外へ出ぬもの出さぬもの」といい、午後四時頃は「小豆洗い」や「打綿狸」が出たり悪い神さんに取って行かれたりするとされた。打綿とは精製前の綿を叩いてほぐしたのもの、または古い綿を叩いて柔らかく開いたもの。ザワタもこれを指すものと思われる。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸 妖堂 日記帳
日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院)

作者ひとこと:
打綿狸のデザインは、手足と狸の尾がある綿の姿の妖怪に描きました。

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