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2020年8月30日日曜日

「天鶏」


天鶏(テンケイ)

中国神話に登場する、世界中の鶏の王、または総元締とされる特別な鶏。東海中(または東南の大洋の中)にあるという「度朔山(ドサクサン)」という聖なる山には、高さ三千里の巨大な桃の木が生えており、この巨大な桃の木に由来して、度朔山の別名は「桃都山(トウトザン)」という。天鶏は、この巨大な桃の木に棲んでおり、日の出の太陽が、この桃の木を照らすと、天鶏が朝を告げる声をあげる。これが世界中で最初に日の出を告げる鶏の声で、世界中の全ての鶏は、この声を合図に次々と時を知らせる声をあげるとされる。

出典:
神魔精妖名辞典
幻想世界の住人たちⅢ<中国編>(新紀元社)

作者ひとこと:
天鶏のデザインは、鶏冠や尾羽が渦巻きの様にグルグル巻いている、威風堂々とした聖なる鶏の姿に描きました。

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