囚牛(シュウギュウ)
中国に伝わる伝説上の生物で、龍が生んだ九匹の子である「龍生九子(リュウセイキュウシ)」の内の一体。龍生九子は、それぞれ姿形も性格も異なっている。龍生九子は各々の性格に合わせた場所で各々の活躍を見せるが、親である龍になる事は出来なかったという。これを「龍生九子不成龍」と言う。また、兄弟でも性格が違う事を差して、この言葉を用いる事もある。龍生九子という言葉は古くからあったが、その龍が生んだ子が、どのようなものだったのかはずっと語られなかった。明の時代になると、その子が一体一体、様々な書物に記載されるようになったが、記載されている書物によって名前・順序が異なる。囚牛は、黄色い小さな龍の角と、鱗を持った姿をしているとされる。囚牛は音楽を好むとされ、そのため、中国では胡弓や鼓、琴に囚牛の姿が彫られたり、飾りになったりしている。また、彝族(イぞく)の月琴、白族(ペーぞく)の琴、他チベット系民族のいくつかの楽器で囚牛の姿が見られる。また囚牛は、龍と牛との間の子供であるとも言われている。
出典:
Wikipedia
プロメテウス
よくわかる「世界のドラゴン」事典(廣済堂出版)
作者ひとこと:
囚牛のデザインは、胡弓の様な楽器に巻きついた、前脚、後ろ脚が蹄になった、龍の様な姿の蛇体の霊獣に描きました。
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