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2021年3月13日土曜日

「カプレ」


カプレ

フィリピンに伝わる幻獣、または妖怪。カプレは肌の色が黒く、人間が見上げる程、背の高い巨人である。カプレは髪も髭もボーボーに生えている。この巨人は、ほとんど裸に近い格好をしているが、「バハッグ(フィリピンの少数民族が着用する褌の様なもの)」を着用している。またカプレは、身に着けると体が透明になる「魔法のベルト」というものを持っているとも言われている。またカプレは、常に体から強烈な悪臭を漂わせている。カプレは、ガジュマルやアカシア、マンゴーなどの大木の陰に隠れているとも、これらの大木の上に住み家があり、カプレ自身も大木の上に座っているとも言われている。カプレは葉巻が好物で、大木の上で巨大な葉巻を吸っていると言われている。カプレは悪戯で人間を化かすのを好む。カプレは自分の住み家である大木の近くを通った人間を化かして、その人間の方向感覚を乱し、道に迷わせて、同じ所をぐるぐると巡らせる。もしも、カプレに化かされて同じ所をぐるぐると回る様になったら、着ている服を脱いで裏返しに着ると、その状態から逃れる事が出来るという。また、カプレは気に入った人間の女性にしつこく付きまとう事もあると言われている。

出典:
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)
犬のクンクンby河村賢一
Wikipedia(「フィリピンの神話上の生き物」のページ)

作者ひとこと:
カプレのデザインは、伝承にある「大木の上に住み家がある」という事から、姿は巨人では無く、大きな葉巻を吸っている巨大な猿の様な姿に描きました。

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