シグビン<スィグビン、シグベン、ゼグベン、アママヨン>
フィリピンに伝わる幻獣、あるいは怪物。このシグビンの姿は、地域によって様々な姿で伝承されており、シグビンは、角の無い山羊の様な姿とか、蜥蜴の様な烏の姿とか、カンガルーに似た姿であるとか言われている。また、このシグビンは短い前足と長い後ろ足を持っており、後ろ向きに歩き、悪臭を放つ尻尾を持っているともされている。シグビンは人間の子供を餌食として好み、獲物の人間の子供の血を吸って殺し、その子供の心臓は持ち去って、その心臓をお守りとして取っておくと言われている。また、このシグビンは、斑点が付いた体毛、山羊の様な長い顔、兎の様な大きく長い耳、その耳近くまで裂けた口、その口には太い牙を持つ、という姿をしているとも言われている。シグビンはカンガルーの様に前足を持ち上げ、頭を低くしながら後ろ向きに歩くという。また、このシグビンの体臭は吐き気を催す程の臭いであるという。シグビンは夜行性で、獲物の影を通して、その獲物の生き血を吸う事が出来る。また、このシグビンは不死であり、その不死の体を保つ為、時折巣から這い出て来て、人間の子供を襲い、その獲物の人間の子供の心臓を喰らうという。またシグビンは、自分の体を透明にする事が出来るという。このシグビンを飼い、自由に操る事が出来る人々がおり、その様な人々は「シグビナン」と呼ばれている。シグビナンに飼われているシグビンは、飼い主であるシグビナンに富と幸福をもたらすと言われている。
出典:
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)
犬のクンクンby河村賢一
セブ王
作者ひとこと:
シグビンのデザインは、斑点が付いた体毛、山羊の様な長い顔、兎の様な大きく長い耳、その耳近くまで裂けた口、という伝承の姿で描きました。
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