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2021年5月27日木曜日

「甲子様」


甲子様(キノエネサマ)

日本で信仰されている神。甲子様は、60日に一度の「甲子の日(きのえねのひ。十干の最初の「甲(きのえ)」と干支の最初の「子(ね)」とに当たる日)」に信者が集まって祈る「甲子講(こうしこう、きのえねこう)」で祀られる神。ほとんどの甲子講では甲子の神は「大黒天(ダイコクテン)」であるとされる。甲子祭の夜には大黒天の掛け軸などをかけて礼拝する。特に、甲子待ちといって子の刻(午前0時頃)まで起きて、大豆や黒豆などを甲子様に供える。特に大祭を行うときなど、「大黒天」とか「甲子」と書いた塔を建てたり、福神の姿の大黒天の像を作ったりして祀る。甲子様と大黒天が結びついた理由として、大黒天と「大国主神(オオクニヌシノカミ)」が名前の類似から混同され、福の神として崇拝されたこと、大国主神の使いが鼠(=子)であることなどがあげられる。また、大黒天が北方の守護神であり、甲子が北方を意味するからだともいわれる。

出典:
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
甲子様のデザインは、甲子様が子の神だったり、大黒天を祀っている事から、そのイメージで、大黒天の様な福の神の様な衣装を纏った鼠の姿の神に描きました。

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