トゥハ・シヘイ
インドネシアのニアス島の神話に登場する、世界最初の生命にして、根源となった原初の生命。トゥハ・シヘイは、至高神「ロワランギ」が創造した原初の存在で、トゥハ・シヘイは卵状の土の塊から成った。トゥハ・シヘイは死後、トゥハ・シヘイの口から、火と煙の木が生じ、心窩からはトラアの木が生え、このトラアの木から人類が発生した。また、トゥハ・シヘイの右目からは太陽、左目からは月が誕生した、と神話では語られている。また別の説では、シハイ(トゥハ・シヘイ)は、原初の神である「シラオ」から造られたという。シハイ(トゥハ・シヘイ)の心臓から世界樹が生え、右目は太陽に、左目は月になったとも言われている。
出典:
神魔精妖名辞典(「シハイ」のページ)
神様コレクション(「シハイ」のページ)
幻想動物の事典
東洋神名事典(新紀元社)
作者ひとこと:
トゥハ・シヘイのデザインは、卵から生まれた赤子の様な姿に描きました。イラストの卵(卵状の土の塊)は宇宙卵のイメージです。宇宙が生まれた原初に産まれた存在、というイメージで描きました。
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