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2021年12月26日日曜日

「アナンタボガ」


アナンタボガ

インドネシアのバリ島やジャワ島の神話、伝説に登場する龍。アナンタボガは龍族の王(龍王)で、地下の冥界を支配している。アナンタボガの妻は「デウィ・ナガギニ」という。アナンタボガという名前は「無限の富」という意味である。アナンタボガは、地球の7層に渡って君臨する「サン・ナガラジャ(蛇の大王)」であるという。アナンタボガは、世界の始まりに唯一存在していた宇宙蛇であった。やがて、アナンタボガの瞑想によって、宇宙亀「ベダワン」が創り出され、そのベダワンの甲羅の上に2匹の蛇と、地下世界の蓋である黒い石が載っていた。また、ある時、アナンタボガの流した涙が卵に変わり、その卵から美女「デヴィ・スリ」や、豚(猪)の魔物「サン・カラブアット」、「サン・ブドバイ」が生まれた。

出典:
幻想世界事典(「アンタボガ」のページ)
幻想世界神話辞典(「アンタボガ」のページ)
幻想動物の事典
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
アナンタボガのデザインは、背中に亀を乗せている大蛇の姿に描きました。

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