ページ

2022年7月30日土曜日

「ファウヌス」


ファウヌス

ローマ神話に登場する神の一柱。ファウヌスは、「イヌウス」という別名で呼ばれる事もある。このファウヌスは女神「ファウナ」と共に、田園の神である「ピクス」の子供で、ファウヌスとファウナは、農耕神「サトゥルヌス」の孫にあたる。ファウヌスは、父であるピクスから予言の力を受け継いでおり、予言の神としては「ファトゥウス」と呼ばれる。ファウヌスは、家畜と田野と森を守護する神でもあり、また、多産を司る神でもある。また、森の中で不意に不思議な音が聞こえてくるのは、このファウヌスの仕業だと言われている。またファウヌスは、自身の娘である女神「ボナ・デア」を無理矢理犯して、ボナ・デアを自身の妻にしたという神話も伝わっている。ファウヌスはラティウムの古王とも言われている。神話では、父であるピクスの後継者として「ラティヌス」に先立ち、ラティウムを支配したとも言われる。牧畜の神として古くからパラティウムの丘に祭祀されていたと言われている。ファウヌスは、ギリシア神話の「パーン」や、ローマ神話の農耕神「ルベルクス」と同一視される事もあり、中世以降はパーンや「サテュロス」などの神々や精霊達のイメージと混同され、財宝の守護者、夢魔とも言われるようになり、ファウヌスは山羊の角と足を持つ半人半獣の姿として表象された。ファウヌスを象徴する持ち物は、狼の毛皮、花や草で作った冠、酒杯(ゴブレット)である。

出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
ファウヌスのデザインは、羊の姿の神に描きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿