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2022年7月29日金曜日

「レモラ」


レモラ

ギリシア神話やローマ神話に登場する幻獣、または怪魚の一種。このレモラは、古代ギリシャやローマの海に棲息していたとされる怪魚である。レモラという名前の語源は、ラテン語で「遅延・障害」を意味する「Remorari」である。このレモラは岩礁などに群れる、青白い体色をした、とても小さな魚で、頭部には軟骨で出来た吸盤がある。この吸盤がくせもので、ひとたびレモラが船に張りつくと、船は一気に速度が落ちてしまったり、船の進行を、その船に張り付いたレモラが妨げたりするという。大プリニウスは、たった1匹のレモラが400人の漕ぎ手のいるカリグラのガレー船をびくとも動かなくしたと書いている。紀元前31年、クレオパトラに恋をしたマルクス・アントニウスがオクタウィアヌスと一戦を交えようとした時、アントニウス軍の艦隊が予定通りに出航できなかったのも、このレモラのせいだとされる。またレモラは、出産や裁判の判決すらも遅らせる力を持つと言われている。このレモラ、一説には足があるとも言われている。

出典:
Wikipedia
幻想世界幻獣事典(笠倉出版社)
ピクシブ百科事典

作者ひとこと:
レモラのデザインは、頭に吸盤のある怪魚の姿に描きました。

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