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2023年2月10日金曜日

「オドントティラヌス」


オドントティラヌス

インドのガンジス川に棲息するという怪物、または怪魚。オドントティラヌスの頭には3本の角があり、全身は硬い鱗に覆われている。また、魚の様な尾があるとも、四肢を持つとも言われている。別の説ではオドントティラヌスは、頭に3本の角を持ち、牛の様な顔で、鱗に覆われた魚の身体、獣の脚を持った姿をしているとも言われている。オドントティラヌスという名前の「オドント」は「歯」、「ティラヌス」は「王」を意味している。古代ギリシアの伝説では、東征に出たアレクサンドロス大王がガンジス川に部隊を派遣した際、兵士達が、このオドントティラヌスを目撃した。オドントティラヌスは、象を丸呑みにできるほどの巨体で、アレクサンドロス大王の兵士達26人が、たった1頭のオドントティラヌスに呑み込まれて喰われてしまった。このオドントティラヌスは、黒い大きな水陸両棲の獣であるとも言われている。また、このオドントティラヌスは多くの象も貪り食っていたとも言われている。

出典:
図説幻獣辞典(幻冬舎コミックス)
幻想世界幻獣事典(笠倉出版社)
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
オドントティラヌスのデザインは、頭に3本の角を生やし、魚の様な尾鰭を持った怪物の姿に描きました。

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