要石の虫(カナメイシノムシ)
東京都大和村の芋窪(現・東大和市)に伝わる。芋窪の鹿島神社にも「要石(かなめいし)」と呼ばれる大石があり、昔は妊婦がお産の無事を占うためにその石のそばの土を掘って、この虫を探したという。芋窪の要石のそばを掘ると白い裸虫が出て来るといい、出て来た虫が元気であればあるほど、その妊婦のお腹の子供は丈夫に育つと言われていた。
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
作者ひとこと:
要石の虫のデザインは、頭に御幣をつけ、体に注連縄をつけた虫の姿に描きました。手には卵子と精子を持たせてみました。
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